創元日本SF叢書<br> まるで渡り鳥のように―藤井太洋SF短編集

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創元日本SF叢書
まるで渡り鳥のように―藤井太洋SF短編集

  • 藤井 太洋【著】
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  • 東京創元社(2024/11発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488018474
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

技術が人類を自由にする
研究者、エンジニア、軌道ステーション職員……
さまざまなプロフェッショナルと、
技術予測に基づく未来の形
星雲賞受賞作『マン・カインド』で話題の俊英が贈る
人間と科学への信頼に満ちた11編を収録

脳がなくても、心がなくても、「彼」とわたしたちは確かに対話出来た――あるエンジニアが思いつきから作った対話システム「パロットーク」。ごく古典的な発想によって人間とロボットの関係が大きな変革を遂げる「おうむの夢と操り人形」。皇帝より銀河帝国の新たな銀河航路図の作成を命じられた男が辿る数奇な運命を描く、田中芳樹『銀河英雄伝説』の世界に展開する歴史秘話「晴れあがる銀河」他、技術と人類、そして宇宙への希望と祈りを持って描かれた十一編を収録する。『オービタル・クラウド』『マン・カインド』の著者の本領が堪能できる待望の傑作選。

内容説明

宇宙で生物の「渡り」を研究する日本人と、春節に地球へと帰省する習慣を持つ華人のパートナー。それぞれの選択を描いた表題作ほか、薩摩藩に雇われ江戸総攻撃に臨む屍兵遣いの数奇な人生を綴る「従卒トム」、大国による侵略の危機に晒される国境近くの難民キャンプで感染症対策に挑むエンジニアの闘い「距離の嘘」、軌道作業ステーションに就職した奄美の巫女が遭遇する宇宙的脅威「祖母の龍」など、国内外で発表した十一編を収録。各編に書き下ろしの著者解題を付す。テクノロジーと人類への希望を描く傑作SF短編集。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

72
(2025-27)【図書館本-21】11編からなる短編集。その内と6編が日本よりも先に英語、中国語、韓国語で翻訳されて公開されていた作品とのこと。アンソロジーだとテーマに沿った作品が多い。巻頭の「ヴァンテアン」は20をテーマにした物。ヴァンテアンはフランス語で21、20個しかないアミノ酸を遺伝子操作によって21個目のアミノ酸ができたとしたら…。SFじゃなくてひょっとしたら現実にもありそうだ。「従卒トム」は伊藤計劃氏の「屍者の帝国」がモチーフ。各話の冒頭にある藤井さんのコメントも良いね。★★★★2025/02/23

coolgang1957

44
日本SF作家クラブの元会長さんでしたが、新井素子さん以降は知らない人ばかり。そんな有名な人とはつゆ知らず失礼しました。なので当然初読、本格SFらしく科学用語は難しめで、読み終えるのに時間かかり過ぎた、〝三体〟以来です。理解度は低いかもしれないけど、表題作がお気に入り、宇宙船が現れるのもどこか遠い星でも生命が生まれるのも量子もつれがあると可能なんやなと(おかしい?)納得。「祖母の龍」では奄美大島の伝統と未来が重なって楽しいし感動です。最近NHKのおかげで量子力学を知りたいおっさんは大満足🤣2025/02/10

Mc6ρ助

21
『感染症の封じ込めに最も効果を発揮する外出禁止には金がかかる。だが、逆にいえば金さえあれば感染症を封じ込められるのだ。(p210)』藤井太洋さんの近未来小説は新自由主義に犯されたこの世の中を力強く生き抜いていく勇気をくれる。一方、遠未来の小説は高度成長時代の延長線上の未来みたいで必ずしも居心地が良くはない(高度成長期、SFはそれに疑問を呈するものが主流、爺さまはそれに引きずられている)。「晴れあがる銀河」くらいに先の先の話の方がありがたい(ハイ、個人的な感想です)。いえ、第2短編集、大々満足でした。2025/01/17

本の蟲

18
既読作多めだったが、安定して面白い藤井大洋短編集。初読は収録作1作目『ヴァンテアン』。サラダ・羊羹・大腸菌を利用したバイオコンピュータの躍進と特許争いに大興奮。『距離の嘘』紛争地域と感染症をめぐる嘘。『羽を震わせて言おう、ハロー!』作者には珍しい気がする遠宇宙SF。中国小学校副読本採用らしいが、日本の教科書ももっとSF載せろ。『落下の果てに』こちらも中国SF誌寄稿作。『読書家アリス』やはり生成AIに背を向けられない。AIの文章を判別できるか。『祖母の龍』軌道上で太陽コロナと舞うユタ〈巫女〉のウデイ〈踊り〉2024/12/19

Ujiro21

13
通勤用に。好きな作家の短編集とあって、一冊終わってしまうのを何とか先延ばしにしながら読む。そして 勝山海百合氏の解説にあった、困難な中の希望を描くのフレーズが腑に落ちる。 「落下の果てに」 「祖母の龍」 短編だからこそ、広がる世界観と人の心。 トムの屍兵はグロいながらに妙にコミカルさがあり、王道な物語を踏んでいくも、それが最高にいい。 2025/03/21

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