出版社内容情報
春山で吹雪に遭遇した恋人たち、孤島に取り残された幼い姉弟、居酒屋で安楽椅子探偵と出会った男……彼らにもたらされた謎と奇蹟。万華鏡のごとき9編を収録。
内容説明
まだ早い春の日、思い出の山を登るひと組の男女。だが女は途中で足を挫き、つかの間別行動をとった男を突然の吹雪が襲う。そして、山小屋でひとり動けない女に忍び寄る黒い影―山岳を舞台にした緊迫のサスペンス「冷たいホットライン」。孤島に置き去りにされた幼い姉弟の運命を描く「アイランド」。ある不良少女にかけられた強盗の冤罪をはらすため、幼なじみの少年探偵が奔走する「さよならシンデレラ」。居酒屋で男が安楽椅子探偵に遭遇する「晴れたらいいな、あるいは九時だと遅すぎる(かもしれない)」…『アルバトロスは羽ばたかない』で一躍注目を浴びた鮎川哲也賞受賞作家の本領発揮。一編一編に凝らされた職人的技巧に感嘆すること間違いなしの、バラエティに富んだ九編を収める。
著者等紹介
七河迦南[ナナカワカナン]
東京都出身。早稲田大学第一文学部卒。2008年、『七つの海を照らす星』で第18回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。高く評価される。続く受賞第一作『アルバトロスは羽ばたかない』が大きな話題となり、日本推理作家協会賞の候補となったほか、2010年の「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」の国内部門ベストテンにランクインするなど、期待の新鋭としての評価を確固たるものにした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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