東京創元社・ミステリ・フロンティア
エンド・クレジットに最適な夏

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488017361
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

貧乏学生の晴也のもとに持ち込まれたのは、自分を付け回す不審者を捕まえてほしいという女子大生の頼み。早速彼女の部屋で不審者が現れるのを待っていると、マンションの前の道からこちらを見上げている男の姿が。しかし男は不審者ではなく、隣に住む女性の兄だった。妹と連絡が取れなくて困っている彼の頼みを、晴也は引き受けることになり…。なぜか芋蔓式に増えてゆく厄介な難題に東奔西走気息奄々、にわかトラブルシューターとなった青年の大忙しの日々を描いた巧妙なモザイク青春小説。『A HAPPY LUCKY MAN』の俊英が贈る快作。

著者等紹介

福田栄一[フクダエイイチ]
1977年愛媛県生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)法学部卒業。2003年、「絶体絶命日常冒険小説」と銘打たれたコミカルな快作『A HAPPY LUCKY MAN』でデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

七色一味

41
読破。この作者さんの別の作品を読みたかったんですが図書館になく、たまたま目に付いたというだけで借りたんですが…。無条件に楽しめました! ひとつの厄介ごとを解決しようとして、次々と芋ずる式に別の厄介ごとに巻き込まれていく、ジェットコースター・サスペンスは、息つく暇もなく、ぐいぐい作品世界に読者を引きずり込んで、頁を繰る手を止めさせません。ハードボイルド好きには、やや甘な感も有りますが、読んで損はありません。2012/09/11

ぽぽ♪

35
ドラマ化を機に、福田さん初読みです。貧乏学生の晴也の元に、友人からストーカーを捕まえて欲しいと依頼され、報酬目当てで捜査する事に。ストーカー事件から色々な枝分かれになっていき、ラストがほろ苦い結末でちょっと切なかったです…読みやすい文体でサクサク読めました。シリーズ化して欲しいです!2015/10/21

紅葉

26
前から気になっていた福田さん、秋にドラマ化と知り初めましてです。大学生の晴也がつけ回す不審者を捕まえて欲しいと女子大生に頼まれた事から次々とトラブルに巻き込まれて行く。まあホントに次々と問題が増えて行くから目が離せず一気読み。面白かったです♪晴也と俊喜・和臣の3人はいいトリオですね~。もっと3人の話しを読んでみたいです。最後はちょっと切なかったけど、だからこのタイトルなんですね…。晴也の中学時代はどんだけなのかが凄く気になります。福田さんの他の作品も読みたいと思います♪2015/07/10

そら

14
アグレッシブ貧乏大学生が頑張るお話。サスペンスっぽいですけど、文体が軽いのでさくっと読めます。主人公の次々降り掛かってくる事件にも、盗撮にも、怪しい人間にも、大麻にも、報酬が貰えるならほいほい行っちゃう行動力に驚きますね。笑 でも、彼が手にしたのは本当に報酬だけだったんだなあ、という寂しいラストには少し驚きでした。それまでのプロセスがあっという間に上手に片付いただけに、そういうラストを持ってきたのか、という感想。2013/10/02

はな

13
ドラマを観ていて原作が読みたくなりさくっと読了。貧乏大学生の晴也が、友人の仲介で女子大生のストーカーを捕まえて欲しいという依頼をきっかけに、芋蔓式にいくつかの事件に巻き込まれるお話。ドラマでは一話完結だけど原作ではそれぞれ平行で進められ、最後はほろ苦な結末。晴也のタフさは中学生時代に培われたものなんだろうな~もう少しその頃の晴也を知りたかった。すでにエピソード出尽くした気がするけどドラマも今後も観ようっと♪2015/11/05

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