内容説明
優等生の委員長と不良少女の淡い恋。できすぎたシチュエーションかもしれないけれど、すべてはそこから始まった。彼女が自力で自分の人生を立て直すことができたなら、十年後、あるものを渡そう―そして十年が過ぎ、約束の日がやってきた。しかし彼女は姿を見せず、代わりに彼女の夫と名乗る人物が現われる。彼女は三年前から行方がわからなくなっていた。居場所を捜し出そうと考えたとき、協力者として僕の脳裏にひとりの同級生が思い浮かぶ。かつて僕に、マッチブックの格好良い火の点け方を教えてくれた男が―約束を果たすため、ニューヨークの「暗闇」から帰ってきた青年が巡り合う少年少女たち、そして最高の「相棒」。期待の俊英が放つ、約束と再会の物語。
著者等紹介
小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年北海道生まれ。広告会社退社後、ゲームシナリオの執筆に携わる。2003年、『空を見上げる古い歌を口ずさむpulp‐town fiction』で第29回メフィスト賞を受賞してデビュー。少年たちを主人公にしたノスタルジックな味わいのファンタジー、あるいは青年たちを活写した青春小説の書き手として注目を集める
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