出版社内容情報
【映画原作】巨大クジラに丸呑みされ、酸素残量は1時間。生還する唯一の鍵は、憎んでいた父に叩き込まれた教え――卓越したダイバーだが不器用な生き方しかできなかった父が、海で自ら命を絶った。17歳の息子ジェイはその遺骨を求め、海に潜るが……ピュリッツァー賞作家が放つ傑作海洋小説。全米図書館協会アレックス賞受賞、2023年ニューヨーク・タイムズ年間ベストブック選出。
【目次】
内容説明
巨大クジラに丸呑みされ、酸素残量は1時間。生還する唯一の鍵は、憎んでいた父に叩きこまれた教え―卓越したダイバーだが不器用な生き方しかできなかった父が、海で自ら命を絶った。17歳の息子ジェイは父の遺骨を求め、海に潜るが…。ピュリッツァー賞作家が放つ傑作海洋小説。全米図書館協会アレックス賞受賞、2023年ニューヨーク・タイムズ年間ベストブック選出。
著者等紹介
佐田千織[サダチオリ]
翻訳家。関西大学卒
クラウス,ダニエル[クラウス,ダニエル] [Kraus,Daniel]
2025年の長編Angel Dawnでピュリッツァー賞フィクション部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヘラジカ
42
素晴らしい。優れたソリッド・シチュエーション・スリラーであるだけでなく、強権的な父親の歪んだ愛情という呪縛を断ち切る、或いは受け入れて調和する過程を描いた成長譚でもある。クジラの体内における”死闘”と、非線形的な家族の記憶だけを描いていながら神話のように壮大。流石はピュリッツァー賞を受賞しているだけあって(最新作)筆力も群を抜いている。これはただの海洋スリラー小説ではない。とても優れた「家族小説」だ。映画版は来月公開とのことだが、個性的とは言えないテーマではあるので映像化して成功するかどうか…。期待半分。2026/09/24
おだまん
11
怖かったです。1時間のタイムリミット、刻々と減っていく酸素量、クジラの胃からの脱出サバイバル。その1時間がとても長いもののように感じました。ラストもだし、これは映画映えしそう。肝はこの短い時間の中で父親へのわだかまりを乗り越え、人間としての内面を大きくした成長物語の部分。2026/09/21




