出版社内容情報
ジョシュは小学6年生の男の子。心配性の性格から、学校ではうまく立ちまわれないことも多かった。そんなジョシュが転校先で出会ったのは、遠距離学習用のロボットで授業に参加するチャーリーだった。学校生活になじめないジョシュとチャーリーは、過去のトラウマを乗り越え、友情を育んでいく。
内容説明
新しい学校で出会った新しい友だちはちょっと変わったロボットだった…!笑って泣けるサバイバル学園ストーリー。
著者等紹介
パッカム,サイモン[パッカム,サイモン] [Packham,Simon]
イギリス、ブライトン生まれ。マンチェスター大学で演劇を学び、卒業後25年にわたってプロの俳優、ミュージシャン、コメディアンとして活躍。2008年に最初の小説が出版され、その後、作家として高い評価を得ている
千葉茂樹[チバシゲキ]
北海道生まれ。国際基督教大学卒業後、児童書編集者を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Incisor
7
4年生のある出来事をきっかけに、強い不安を抱きやすくなったジョシュは、母の仕事の都合で6年生から新しい学校に転校することになった。転校先には、仲よくなれそうなクラスメイトや、親身になってくれそうな先生もいたけれど、ジョシュの不安につけこむように意地悪に接する子もいた。遠距離学習用ロボットで授業に参加するチャーリーとの出会いがジョシュの視野を広げていく。不安によるパニックを行きつ戻りつしながら、ジョシュが少しずつ自信を取り戻していく姿に励まされる。両親、特に7歳の妹があたたかくてたのもしくて心をつかまれた。2025/02/13
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
3
2025年度 第51回 北海道指定図書 読書感想文コンクール(高学年)2025/04/14
shoko.m
3
いろいろと不安なことが多いジョシュが、転校することになった。前の学校での生活がようやくよくなってきていたところだったのに。新しい学校の先生は味方になってくれそうだけれど、意地悪なノアがなにかとちょっかいをかけてくる。そんなジョシュに声をかけたのは、遠距離で勉強をしているロボットのチャーリーだった。去年、遠隔で働く分身ロボットのOriHimeがいるカフェに行ったので、お話がよりリアルに感じられた。不安の元などジョシュとチャーリーの秘密が少しずつ明らかになり、ふたりが変わっていくさまに惹き込まれ面白く読んだ。2025/02/22
風池
0
心配を抱える子に寄り添ってくれる。2025/02/23