海外文学セレクション<br> バベル―オックスフォード翻訳家革命秘史〈上〉

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海外文学セレクション
バベル―オックスフォード翻訳家革命秘史〈上〉

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  • サイズ 46判/ページ数 480p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488016913
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

【ネビュラ賞・ローカス賞受賞作】

言語の力が世界を支配する
ふたつの言語における単語の意味のずれから
生じる翻訳の魔法によって、
大英帝国が覇権を握る19世紀――
秘密結社ヘルメスは帝国に叛旗をひるがえす。

ふたつの言語における言葉の意味のずれから生じる翻訳の魔法によって、大英帝国が世界の覇権を握る19世紀。英語とは大きく異なる言語を求めて広東から連れてこられた中国人少年ロビンは、オックスフォード大学の王立翻訳研究所、通称バベルの新入生となり、言語のエキスパートになるための訓練を受ける。だが、学内には大英帝国に叛旗を翻す秘密結社があった。言葉の力を巡る本格ファンタジイ。ネビュラ賞、ローカス賞受賞作。

内容説明

銀と、ふたつの言語における単語の意味のずれから生じる翻訳の魔法によって、大英帝国が世界の覇権を握る19世紀。英語とは大きく異なる言語を求めて広東から連れてこられた中国人少年ロビンは、オックスフォード大学の王立翻訳研究所、通称バベルの新入生となり、言語のエキスパートになるための厳しい訓練を受ける。だが一方で、学内には大英帝国に叛旗を翻す秘密結社があった。言語の力を巡る本格ファンタジー。ネビュラ賞、ローカス賞受賞作。

著者等紹介

古沢嘉通[フルサワヨシミチ]
1958年北海道生まれ。大阪外国語大学デンマーク語科卒

クァン,R.F.[クァン,R.F.] [Kuang,Rebecca F.]
1996年中国・広東省広州市生まれ。4歳の頃にアメリカに移住。ケンブリッジ大学で中国研究の修士号を、オックスフォード大学で現代中国研究の修士号を取得。2018年のデビュー長編The Poppy Warでコンプトン・クルック賞を受賞。2022年の長編『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史』でネビュラ賞長編部門とローカス賞ファンタジー長編部門を受賞。同書は2024年の中国・華語科幻星雲賞翻訳部門、百万釣魚城科幻大賞国際小説部門も受賞した(陳陽訳)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小太郎

45
「言葉の力が世界を支配する」なんだか難しそうな話、でもローカス、ネビュラ賞を取ってる、と読み始めました。なんと466ページ一気読みの怒涛の読書体験でした。まだ上巻だけど今年のベスト10入りは確実と言えるくらいのクオリティ。主人公ロビンは母が死んで父のラヴェル教授に広東からロンドンに連れて来られます。希代の翻訳者としてオックスフォードの王立翻訳研究所・通称バベルに入学するために。 ジャンルとしては歴史改変物、スチームパンクじゃなくてシルバーパンクといえる銀が魔法の源泉になっている19世紀の英国が舞台。続2025/05/14

tom

31
この本、最初から面白い。最後まで面白さが続いて緩まない。これが上巻。下巻になってどんな展開が待っているのかと期待値が上がる。イギリスの横暴の時代、インドでも中国でも白人である自分たちは偉いのだと得手勝手な「自由」を主張し、人を死なせることにためらいがない。これを支えるのが銀と言語。この設定もすごいから面白さが増す。それにしても欧米人の傲慢さを正面から批判する内容なのにネビュラ賞受賞というところがなんともなんとも。そうしてこの本の馬伯庸やら劉慈欣に続くスケールのデカさに驚く。2025/05/30

ぽてち

30
タイトルだけ見るとなにやら小難しそうな印象だが、本作は19世紀イギリスを舞台にしたアカデミックなファンタジーだ。著者は前書きに相当する注釈で「スペキュレイティブ・フィクション」と呼んでいる。銀の棒に刻まれた2つの言語による単語の意味の違いから生じる魔法が、イギリスに強大な力を与えていた。オックスフォード大学の敷地内にある研究所〈バベル〉の新入生となった男女4人が、世界中の言語とそれをめぐる陰謀に向かい合う姿を描く。上巻だけで467ページもある。注釈も多く、読みやすいとはいえないがおもしろい。下巻へ。2025/02/23

とも

27
話題の大作。上巻。19世紀の英国を舞台とした学園モノ+言語学+ファンタジー。歴史改変というか歴史紐解きみたいな話。 翻訳に於ける言語間の意味のズレが力を持つ。ただしそれを発揮できるのは両言語を自由に操れる者のみ。なにこの設定、面白い。 最後の方でラヴェルが本性を現すとこがえぐい。「子孫を得ることはある種の翻訳だ」いやいや。ラヴェルはほとんど英国に置き換えられそう。 どう決着するのか。下巻へ。2025/05/04

Mc6ρ助

25
『「翻訳とは、原典に暴力をふるうことにほかならない。元の言語を知らない外国人に向かって、原典を歪め、捻ることにほかならない。そうであるなら、われわれにはなにが残される?翻訳という行為がつねに必然的に裏切り行為であることを認める以外に、われわれはどんな結論を得られるのだろう?(p230)』翻訳でこの本を読む我々はなんなんだろう。閑話休題、自由貿易と称していらないアメ車を押し付けるトランプ、いらない阿片を清国に押し付けるイギリスからなんの進歩もない。世代遅れな兵器を買わされる方がまだ現代的なのかも知れない。2025/04/12

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