海外文学セレクション<br> 文明交錯

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文明交錯

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488016852
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

スペインがインカ帝国を、ではなく
インカ帝国がスペインを征服!
鉄、銃、馬、そして病原菌に対する免疫を
インカの人々がもっていたとしたら?
本屋大賞第1位(翻訳小説部門)を獲得した
『HHhH――1942年』の著者が贈る
大胆かつスリリングな驚愕の歴史改変小説!
アカデミー・フランセーズ小説大賞受賞作

インカ帝国があっけなく滅びたのは、鉄、銃、馬、抗体を持たなかったからだと言われている。では、それらを彼らが持っていたとしたら世界はどう変わっただろうか? スペインがインカを、ではなく、インカがスペインを征服したとしたら……。ヨーロッパ全体はどう変わったのか? という架空の逆転世界を描いた小説。『HHhH』や『言語の七番目の機能』の著者が贈る、大胆かつスリリングな傑作歴史改変小説!

内容説明

インカ帝国がスペインにあっけなく征服されてしまったのは、彼らが鉄、銃、馬、そして病原菌に対する免疫をもっていなかったから…と言われている。しかし、もしも、インカの人々がそれらをもっていたとしたら?そしてスペインがインカ帝国を、ではなく、インカ帝国がスペインを征服したのだとしたら、世界はどう変わっていただろうか?『HHhH―プラハ、1942年』と『言語の七番目の機能』で世界の読書人を驚倒させた著者が挑んだ、大胆かつ魅力溢れる歴史改変小説。常に事実とフィクションについて考え続けるローラン・ビネならではの傑作。アカデミー・フランセーズ小説大賞受賞。

著者等紹介

ビネ,ローラン[ビネ,ローラン] [Binet,Laurent]
1972年パリ生まれ。パリ大学で現代文学を修め、兵役でフランス語教師としてスロヴァキアに赴任。その後、パリ第三大学、第八大学で教鞭を執る。『HHhH―プラハ、1942年』でゴンクール賞最優秀新人賞、リーヴル・ド・ポッシュ読者大賞を受賞。わが国においても、本屋大賞・翻訳小説部門第1位、Twitter文学賞・海外編第1位となるなど話題を呼び、第二作の『言語の七番目の機能』は、アンテラリエ賞、Fnac小説大賞を受賞。本書はアカデミー・フランセーズ小説大賞を受賞した

橘明美[タチバナアケミ]
仏語・英語翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒業。訳書にC・アルレー『わらの女』、P・ルメートル『その女アレックス』、S・ピンカー『人はどこまで合理的か』他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

97
一種のSF小説ですね。この作者は初めてですが「HHhHープラハ、1942年」でかなり有名となっているようです。この本はジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」に触発されたようです。グリーンランドのヴァイキングらしき人々が南下してインカの人々に銃や病原菌、鉄をもたらすということでそこからスペインにまで船で渡っていって、ということでかなり楽しく読みました。コロンブス航海記などからも抜粋されていたり、セルバンテスも出てきたりします。他の作品も読みたくなりました。2023/06/16

ヘラジカ

56
暴虐の西洋文明史を逆転、そして破壊。僅かな違いによってインカ帝国がヨーロッパの覇権を握ったもう一つの世界、所謂”マルチバース”を実際に観測しているかの如く精巧な小説である。まるで本物の歴史書を読んでいるようだが、シンプルな物語の面白さ、抜群の娯楽性をも備えている。キリスト教の横暴を知っている者なら誰しも「愉快」あるいは「痛快」と感じざるを得ないはずだ。長篇小説としてのまとまりはあまりないように思われるものの、それぞれが独立した四部構成で、異なった味わいがあるのも素晴らしい。時間を忘れて読み耽る作品だった。2023/04/01

星落秋風五丈原

54
スペイン人のコンキスタドールであるフランシスコ・ピサロが1532年にインカ帝国の皇帝アタワルパを捕えて処刑。ヨーロッパ人による新世界征服が始まった。銃と鉄と馬と天然痘に対する免疫をインカ帝国が持っていたとしたら?第四部は主な宗教は太陽神信仰で、キリスト教信者は目の敵にされている。アルドンサのモデルとなるのはルネサンスを代表する思想家の妻…というように、史実を知れば知るほど面白い。著者は単なるパロディとして書いたのではなく、虚構が現実を駆逐してゆく様を描いたのだとか。確かにSNSで実際起こっている。 2023/05/03

チャーリブ

48
1532年にピサロたちスペイン人数百人がインカ皇帝アタワルパを捕まえ、何千人ものインディオを殺戮するという「カハマルカの惨劇」が起こっていますが、本書はまさにその逆バージョンの歴史改変小説。アタワルパに率いられた数百人のインカ人がリスボンに上陸、神聖ローマ皇帝カール5世を人質に取って、武力と知略によってイベリア半島からヨーロッパを席巻・支配していくというストーリー。荒唐無稽ではありますが、この小説の下敷きになった『銃・病原菌・鉄』の「病原菌」の問題が上手く処理されているところが面白かったですね。2023/07/25

ちゅんさん

47
ヨーロッパがインカに征服される歴史改変小説。あくまでフィクションなので知識が無くても楽しめる。だか史実だけでなく文学、学術、芸術のオマージュもふんだんに盛り込まれているので知識があればあるほどより面白く読めるのは間違いない。 奇しくも前回読んだ小説に続けてセルバンテス(ドン・キホーテ)が出てきて彼の(作品の)偉大さを思いしる。やっぱり古典名作を読んだり勉強はした方がいいよ。こんなに小説を楽しく読めるのだから2023/12/17

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