出版社内容情報
スペインがインカ帝国を、ではなく
インカ帝国がスペインを征服!
鉄、銃、馬、そして病原菌に対する免疫を
インカの人々がもっていたとしたら?
本屋大賞第1位(翻訳小説部門)を獲得した
『HHhH――1942年』の著者が贈る
大胆かつスリリングな驚愕の歴史改変小説!
アカデミー・フランセーズ小説大賞受賞作
インカ帝国があっけなく滅びたのは、鉄、銃、馬、抗体を持たなかったからだと言われている。では、それらを彼らが持っていたとしたら世界はどう変わっただろうか? スペインがインカを、ではなく、インカがスペインを征服したとしたら……。ヨーロッパ全体はどう変わったのか? という架空の逆転世界を描いた小説。『HHhH』や『言語の七番目の機能』の著者が贈る、大胆かつスリリングな傑作歴史改変小説!
内容説明
インカ帝国がスペインにあっけなく征服されてしまったのは、彼らが鉄、銃、馬、そして病原菌に対する免疫をもっていなかったから…と言われている。しかし、もしも、インカの人々がそれらをもっていたとしたら?そしてスペインがインカ帝国を、ではなく、インカ帝国がスペインを征服したのだとしたら、世界はどう変わっていただろうか?『HHhH―プラハ、1942年』と『言語の七番目の機能』で世界の読書人を驚倒させた著者が挑んだ、大胆かつ魅力溢れる歴史改変小説。常に事実とフィクションについて考え続けるローラン・ビネならではの傑作。アカデミー・フランセーズ小説大賞受賞。
著者等紹介
ビネ,ローラン[ビネ,ローラン] [Binet,Laurent]
1972年パリ生まれ。パリ大学で現代文学を修め、兵役でフランス語教師としてスロヴァキアに赴任。その後、パリ第三大学、第八大学で教鞭を執る。『HHhH―プラハ、1942年』でゴンクール賞最優秀新人賞、リーヴル・ド・ポッシュ読者大賞を受賞。わが国においても、本屋大賞・翻訳小説部門第1位、Twitter文学賞・海外編第1位となるなど話題を呼び、第二作の『言語の七番目の機能』は、アンテラリエ賞、Fnac小説大賞を受賞。本書はアカデミー・フランセーズ小説大賞を受賞した
橘明美[タチバナアケミ]
仏語・英語翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒業。訳書にC・アルレー『わらの女』、P・ルメートル『その女アレックス』、S・ピンカー『人はどこまで合理的か』他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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