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内容説明
ワシントン州スポーカン族のインディアン保留地。ヴィクターは、何年もまえに家を出ていった父親がはるか南のアリゾナ州で死んだという知らせを受けた。遺灰をとりにいくにも大陸を縦断するほど金がない。家を捨てた親父に対する穏やかならない感情もある。そこへ、どこからともなく幼なじみのトマスが現われ、金を貸すから一緒に連れていってくれといいだいた。友達とも呼べない仲なのに、それにストーリーテラーのくせしてつまらない話ばかりしてだれもがうんざりしてるトマスなんかと一緒に旅だって?ロード・ムーヴィー「スモーク・シグナルズ」の原作となった短篇「アリゾナ州フェニックスってのは」ほか、現代を生きぬくインディアンの、等身大の姿をさまざまな形で写し出す。若さと奔放な想想力で自由自在に時空を超える、アレクシー・マジック22篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひとみ
1
ワシントン州スポーカンのリザベーションで生まれ育ったインディアンの青年たちを主人公にした短編集。土地を奪われ貧しい暮らしを強いられ、外の世界の白人達から差別的な目を向けられる。チカーノや黒人と団結できるわけもなく、いずれ自分たちと同じような大人になると頭では理解していても高校のバスケットボールのスター選手には夢を見てしまう。都会に出ても馴染めず故郷に舞い戻り、踏んだり蹴ったりな毎日をジョークとユーモアで笑いのめす…そんな物語集。昔読んで感銘を受けた著者の大人向けの本のうちこれだけ読み忘れていたので。2018/11/17
じゅん
0
★★★☆☆やたらかっこいいタイトルに惹かれて読んでみたものの、実際にはほとんど意味のないタイトルで笑った。散文的な文学という意味ではかなり現代的。日本でいうと、舞城王太郎あたりのポップ文学に近いかもしれない。あってないような筋のうえよくわからないオチがつくという、およそ人には勧められない内容なのだけど、それでもそれなりに楽しめたのはインディアンというバックグラウンドのおかげかもしれない。海外ではかなり有名なようなので、人種背景を抜きにした批評家の意見が聞きたいところではある。2016/02/15
海さん
0
インディアンはみんなトントなんだな。2016/01/27
yooou
0
☆☆☆☆☆2005/08/13