創元海外SF叢書
旋舞の千年都市〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488014513
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

徐々に明らかになっていくテロ事件の真相。巨大なイスタンブールの街でそれぞれの目的を追い求める6人の主人公。5日間の冒険の果てに、彼らは何を見る? 圧巻の大団円!

内容説明

一攫千金を目前に窮地に陥るトレーダー。少年探偵はテロリストのアジトを突き止め、47年ぶりの元恋人のイスタンブール来訪に心揺れる老経済学者は、テロの真相に迫る。新米マーケッターはナノテクが世界にもたらす大変革を夢想し、美術商の蜜人探索行は帝都の秘史をあぶり出す。そして幻視能力を持った青年は、新たなテロ計画に巻き込まれ…魅力的な謎と矛盾に満ちた都市で、6人の行動は思いもよらない壮大な絵図を描き出す!

著者等紹介

マクドナルド,イアン[マクドナルド,イアン] [McDonald,Ian]
1960年英国生まれ、5歳よりベルファスト在住。82年に作家デビューし、88年の『火星夜想曲』でローカス賞第一長編部門を、91年の『黎明の王 白昼の女王』でフィリップ・K.ディック賞を受賞。2009年の『サイバラバード・デイズ』でディック賞特別賞を受賞。他に英国SF協会賞5回、ヒューゴー賞・スタージョン記念賞・キャンベル記念賞の受賞歴を持つ、英国を代表するSF・ファンタジー作家の一人である。『旋舞の千年都市』はキャンベル記念賞・英国SF協会賞・米国図書館協会RUSA賞を受賞し、ヒューゴー賞・クラーク賞候補となるなど、英米両国で高く評価されている

下楠昌哉[シモクスマサヤ]
1968年生まれ。博士(文学)、上智大学大学院博士後期課程修了。同志社大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

25
面白かったです。読みやすい訳ではないのですが、物語に惹きつけられました。ネジュデットを助けに行くジャンの部分に一番わくわくしました。混沌とした空気は下巻も変わらずで、ジャン以外は正直よくわからなかったのですが、それでもこの世界に触れられて良かったです。蜜人とか結局どうなったのか…。でも嫌いではなくて好きな作品です。2017/08/12

詩歌

19
糸で結ばれた登場人物達を指先で辿っていくと、複雑で華麗な飾り文字が見えてくる。それは立体的で見失いやすい。熱気が濃厚な臭いをいや増す。歴史ある都市の伝説と、ナノテクノロジーが融合して幻想的な美しさ。やがてメッキが溶け出し、一部は偽物と知れる。夢は、浪漫は欺かれたのだろうか。謎を追い、解明され、しかし活力は失われず、形を変えて存在し続ける。まったくのSFだけど、魔法に酔わされた。2014/09/26

すけきよ

14
【承前】東西の交差点、という認識はもう薄いが、過去と未来、テクノロジーと魔術(伝説)の交差点としての2027年のイスタンブールをマッピングするには、六人の主人公たちに走り回ってもらわなければならない。街歩き小説でもあって、様々な顔のイスタンブールが堪能できる。奇妙なテロの真の目的と方法はユニークだし、それによって大きく変わる六人の運命が徐々に収束していく様子は物語の醍醐味。さらに、収束した主人公たちによって、人類は変容するかもしれない、と超SF的可能性が提示され、ラストはハンナ・バーベラで〆。2014/04/16

tama

12
(上巻同様)図書館本 下巻になって会話が増え、物語展開が激しくなったせいか冗舌感が減り、読む速度アップ。なにより出演者の絡まり具合が明確になってきた。あの計画があの会社とこう関わり、探し物依頼された人とこう関わり、アレが見えるようになった原因の連中とあの時点でモロに関わり、そこでは彼と彼と彼と彼が、などなど。面白かったです。上巻で挫折するともったいないよー。しかし、ラスト近くの黒雲の如きスワームボットってどうやって集まったのかがよく判らないし、甘いヤツは結局どうなったのか凄く気になる。 2014/04/28

あーしぇ@文京区

10
上下巻読了。アジアからヨーロッパへの地理的なグラデーションのなかに、イスラム世界とキリスト教世界がモザイク模様のごとくちりばめられ、オスマン帝国時代の美しい建造物がそこかしこにみられる。ひさしぶりに本を読んでその国に行ってみたいと思った。わずか五日間の物語なのに、ずいぶん長い間、六人の主要登場人物たちと旅をしていたように思う。読み終わってしまった。もっとイスタンブールという迷宮都市に埋もれていたかった。2014/03/31

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