出版社内容情報
無数の部屋がある巨大な屋敷。メイドのサリーは、この屋敷の外の世界を知らなかった。『はてしない物語』〈ネシャン・サーガ〉の流れに連なるドイツファンタジーの逸品。
内容説明
孤児のサリーはとある館の下働き。館はあまりに大きく、いったい部屋がいくつあるのかわからないほどで、サリーは外の世界をまったく知らない。ある日サリーは、侍従が開く晩餐会の給仕をすることになった。着飾った客、贅を尽くした料理の数々。だが、その晩餐会はなにかがおかしかった。食後のカードゲームの最中、サリーの目の前で次々とプレーヤーが殺される。これは現実、それとも悪夢?地下に棲む奇妙な少年、叡智の龍と霧の王の不思議な物語、サリーに近づく灰色の男…。混乱するサリーに追い打ちをかけるように、奇妙な出来事が周囲で起こり始める。この館には怖ろしい秘密が隠されていたのだ。
著者等紹介
ゲルドム,ズザンネ[ゲルドム,ズザンネ][Gerdom,Susanne]
1958年生まれ。学校卒業後書店員となるための職業訓練を受けたが、本を売るだけでは創作への欲求が満たされず、女優を経て演出の仕事をするようになる。やがて小説を書き始め、処女作は2000年のEllorans Traum(フランセス・G・ヒル名義で発表)。2003年のAnidas Prophezeiungで同年のファンタジー新人賞を受賞
遠山明子[トオヤマアキコ]
1956年神奈川県生まれ。上智大学大学院でドイツ文学を専攻。ドイツ文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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