内容説明
孤独な空中散歩者が空から落下した、としか思えない墜落死体。163人の観客の前で、毒殺された俳優…。気のいい恋人が、ひょっとして日曜の切り裂き魔か?不可能状況下の事件の数々を、難なく解決する奇妙な青年。ユーモアとペーソスと、そして愛に溢れた連作推理の傑作。
目次
空中散歩者の最期
約束
海に棲む河童
一六三人の目撃者
寄生虫館の殺人
生首幽霊
日曜の夜は出たくない
誰にも解析できないであろうメッセージ
蛇足―あるいは真夜中の電話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
56
多才というか何というか、とても引出しの多い作家さんなのね。予々そうだと思っていたけど。2015/02/18
Yuki
17
初読みの作家さん。それぞれ雰囲気の違う短編に、そんな仕込みがあったとはと、新鮮で楽しめました。それにしても脇役の描写を、ホントに適当に読んでるんだなーと、自覚させられました(苦笑)2018/08/01
あいら
16
読んだことあると思っていましてが、初めてだったみたい。 猫丸先輩シリーズは昔好きで読んでいたのですが、最近新刊が出たようで、それならばと再読のつもりだったのですが😅 読み終えて、もう一度見返してしまうループ型の短編集です。 「約束」が一番好きなお話でした。 2021/01/28
作楽
13
なるほど。猫丸さんが、鮮やかに事件を解いていきます。日曜日の夜は出たくないの表題作も、舞台の話や流された人たちの話も、視点が変わるとこんな解釈が…と言う感じ。2017/12/20
石
8
短編集。猫丸先輩が登場して謎を解く。私的にはなかなか頭に入らなかったなー。読むのに夢中になれませんでした。2013/04/22