内容説明
過去に怯えながら瀟洒な館でひっそりと暮らす少女。過剰なまでに彼女を守ろうとする執事。そして頑なに作品の刊行を拒むミステリー作家。連続少女誘拐殺人事件が勃発するなか、謎めいた彼らの秘密が少しずつ明かされる。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。87年に短編集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社勤務等を経て、98年より専業作家となる。ミステリ、ホラー、幻想小説と、その作品分野は多岐にわたり、独特の作風を確立している。翻訳家、俳人としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とろこ
54
私には合わなかった。綺麗な物を登場させれば美しい世界を描ける訳ではない。幻想的な雰囲気に仕上げようとしているのだろうが、情景が浮かばない。せっかく館を舞台にしているのに、ミステリーとしても弱い。ところどころ鼻につく表現があり不快。作者の自己満足に延々と付き合わされた感じしかない。片頭痛を我慢してまで読むほどではなかった。2017/09/04
ちょん
16
あまりにも、ぼんやりしたまま話が進み、気がつけば種明かしが終わってました。(笑)びっくりです。話の世界観を感じとることがで来れば良かったんでしょう。残念。2013/09/23
TOMO
13
幻想的すぎて、意味がわからない。かと言って2度読みするほど面白くもない。2013/11/25
あっちゃん
13
あまりにも抽象的過ぎて、内容が理解出来ないまま読み進め…理解出来ないまま終了(;_;)私には、難しすぎた!2013/04/06
鬼灯の金魚草
9
死体が出てくるだけ、何も感じない。文体が綺麗だけどグロもエロも無し。2016/06/05
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