内容説明
現場を検分し鑑識の報告を受けて聞き込みを始める頃には、事件の真相が見えている?!おなじみ刑事コロンボ、古畑任三郎の手法で畳みかける、四編収録のシリーズ第一集。
著者等紹介
大倉崇裕[オオクラタカヒロ]
1968年京都府生まれ。学習院大学法学部卒業。97年「三人目の幽霊」が第4回創元推理短編賞佳作となる。98年「ツール&ストール」で第20回小説推理新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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れみ
75
ドラマが始まってから昔読んだなあと思い出していたところ図書館で偶然見つけたので借りてきて再読。だけど全然忘れてて初めて読んだ感覚。私の脳みそ大丈夫かしらん(^_^;)あ、でも「オッカムの剃刀」はなんとなく展開が読めたからちょっと記憶に残ってたのかな…。「月の雫」はこの間ドラマでやったお話だったけど、個人的にはドラマの方が好きだったかも。2014/02/10
hirune
69
福家警部補って警察犬のようだ。僅かな違和感を嗅ぎつけ、食いついたら絶対放さないの。しかし、刑事の身分証明って警察バッチだったっけ…?刑事は基本2人で行動じゃなかったかな…。コロンボ方式は最初に犯人が出るので、犯人に感情移入して、バレそうでハラハラしたりするんですが、「愛情のシナリオ」の犯人は文鳥を道連れにするから許さないよ(*`へ´*)2014/07/08
kazu@十五夜読書会
65
福家警部補シリーズ第一弾。本への愛を貫く私設図書館長、退職後大学講師に転じた科警研の名主任、長年のライバルを葬った女優、良い酒を造り続けるために水火を踏む酒造会社社長……。冒頭で犯人側の視点から犯行の首尾を語り、その後捜査担当の福家警部補がいかにして事件の真相を手繰り寄せていくかを描く倒叙形式の本格ミステリ。小柄で童顔、学生のような一見頼りなさそうな女性刑事。事件現場の状況・証拠物件等から事件の真相を暴きだす、完璧な計画を練った犯行でも犯人は不幸な、些細なミス・綻びが……致命的になる。⇒2013/05/21
takaC
60
So far, so good. なり。2013/05/16
ゆみきーにゃ
51
《図書館》日本版、コロンボですね。2014/08/26