出版社内容情報
映画監督の夢を諦めた28歳のヒョヨンは、ソウルのレターショップ「クルウォル」で働き始める。便箋や封筒が入った木のチェストが並び、森の香りが漂う居心地のいい店だ。目玉はペンパルサービス。知らない人宛てに手紙を書くと、引き換えに知らない人の書いた手紙を一通もらえる。サービスを利用するのは、ヒット作の次作に悩む漫画家、小説家を目指す会計士……。四季のうつろいと共に、手紙でつながる人々の日常を愛おしく描いた物語。
【目次】
内容説明
家族の自慢だった姉が同僚に騙され、借金を抱えて失踪してしまった―。それをきっかけに、妹である28歳のヒョヨンは映画監督になる夢につまずいてしまう。だが大学時代の伝手で、ソウルの延禧洞にあるレターショップ「クルウォル」でアルバイトを始めることに。こっくりした杏子色の壁に囲まれて、便箋やペン、封筒などが入った木のチェストが並び、森林浴をしているような香りが漂う居心地のいい店だ。目玉は、「ペンパル」というサービス。不特定の誰かに手紙を書くと、引き換えに誰かの書いた手紙を一通もらえる。クルウォルを介し、見知らぬ誰かと名乗り合うことなく手紙のやり取りができるのだ。サービスを利用するのは、ヒット作の次作に悩む漫画家、小説家を目指す会計士、妻を亡くした小学校の校長…。ヒョヨンは、手紙のやり取りをする人々を見守りながら、ゆっくりと自分自身と向き合っていく。春から秋、クリスマスを経て新年へ。四季のうつろいと共に、手紙でつながる人々の日常を愛おしく描いた癒しの物語。
著者等紹介
ペクスンヨン[ペクスンヨン]
2017年に文芸誌『文学思想』を通じて作家デビューした。ウェブトゥーン『最強レシピで作ります! #伝説のアイドル』の脚色を担当。出版レーベル「テクスティ(TXTY)」との出会いをきっかけに執筆した『手紙の店、クルウォルで』を2024年に刊行
小西直子[コニシナオコ]
日韓通訳・翻訳者。静岡県生まれ。立教大学文学部卒。独学で韓国語を学んだのち、延世大学韓国語学堂に語学留学。韓国外国語大学通訳翻訳大学院韓日科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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