出版社内容情報
ロンドンでキャリアの絶頂にある画家のアレックスは、実家を売却するため、イタリアの小村を数十年ぶりに訪れる。年少期に彼は、海と山に囲まれたこの地で、一歳違いのジェイミーと三つ年上のアンナとひと夏を過ごした。平凡だけど明るい夏休みになるはずだった――廃墟となった礼拝堂で傷ついた“隠者”に出会うまでは。アレックスは記憶の断片を繋ぎ合わせて追想する……幼かった三人が深く結びついたあの日々、自分たちのそれからの流転する人生を。煌めくような郷愁と心震わせる愛惜が描き出す、早熟の天才と謳われた著者による円熟の傑作。
【目次】
内容説明
キャリアの絶頂にある画家のアレックスはこれまでの集大成となるロンドンでの展覧会を前に、幼少期を過ごした自宅を売却するため、数十年ぶりにイタリアの小さな町を再訪する。彼は幼き日に、この自然豊かな田園地帯を親友のジェイミーと年上の少女アンナとともに探検した。アレックスの記憶の断片は、三人を理解不能なまでに深く結びつけた輝かしい日々をよみがえらせる―そしてすべてを決定づけた、廃教会で傷ついた“隠者”と出会った運命の日のことも。追憶と現在が交錯し、そのあわいに息を呑むほど美しく残酷な物語が浮かびあがる。きらめくような愛惜と心震わせる郷愁が描き出す、早熟の天才と謳われた著者が小説の構造美を磨きあげて贈る円熟の傑作。
著者等紹介
バート,ガイ[バート,ガイ] [Burt,Guy]
1972年イギリス生まれ。12歳でW・H・スミス文学賞のヤング・ライターズ・コンテスト部門に入賞。オックスフォード大学で英文学を学び、1993年に『体験のあと(別題:穴)』でデビュー。同書は1994年にベティ・トラスク賞を受賞し、2001年に映画化された。1999年以降はテレビ・ドラマの脚本家としても活躍し、2015年にはドラマ「Harriet’s Army」で英国アカデミー賞子ども向け部門の脚本賞を受賞する
山田蘭[ヤマダラン]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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