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  • サイズ 46判/ページ数 166p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488011543
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

出版社内容情報

元弁護士で作家の「私」は世界各国の都市を訪れ、さまざまな過去を抱える人々と出会う。16年前に弁護したかつての依頼人がマラケシュで語った、当時明かさなかった事故死の真相。ヴェネツィアの邸宅で怪我をした女性が話す衝撃的な身の上話。ベルリンで亡くなった知人の遺言執行者に指名されて知った、彼の唯一の遺産相続人との愛憎半ばする関係。『犯罪』の著者が、死や罪悪感に翻弄される純粋で奇妙な人々を描く全26話の短編小説集!


【目次】

内容説明

台北、東京、マラケシュ、ウィーン、チューリヒ、パリ…。弁護士で作家の「私」は講演会や朗読会で世界各国を訪れ、さまざまな過去を抱える人々と出会う。16年前に弁護したかつての依頼人がマラケシュで語った、当時明かさなかった事故死の事情。イタリアの古い館に滞在中、怪我をした隣人の女性から聞いた衝撃的な身の上話。ベルリンで亡くなった知人の遺言執行者に指名されて知った、彼の唯一の遺産相続人との愛憎半ばする関係―。死や罪悪感に翻弄される純粋で奇妙な人々の物語と、ところどころに挿入された歴史上のエピソードによる全26章は、ページを閉じたあとに、深く鮮烈な余韻を残す。クライスト賞受賞、日本で本屋大賞「翻訳小説部門」第1位に輝いた『犯罪』の著者が贈る新たな傑作短編集!

著者等紹介

フォン・シーラッハ,フェルディナント[フォンシーラッハ,フェルディナント] [von Schirach,Ferdinand]
1964年ドイツ、ミュンヘン生まれ。ナチ党全国青少年最高指導者バルドゥール・フォン・シーラッハの孫。1994年からベルリンで刑事事件弁護士として活躍する。デビュー作である『犯罪』(2009)が本国でクライスト賞、日本で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位を受賞した

酒寄進一[サカヨリシンイチ]
ドイツ文学翻訳家、和光大学教授。主な訳書として、2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位に選ばれたシーラッハ『犯罪』、2021年日本子どもの本研究会第5回作品賞特別賞を受賞したコルドン〈ベルリン三部作〉などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ケンイチミズバ

61
量刑は軽くても恥ずかしさに耐えられない犯罪。盗撮や露出狂とか。それを擁護する発言を繰り返す夫の主張は、彼らは人を殺したわけでなく、多くは精神科が係わるべきもの。妻が防犯カメラで見た映像はある日の夫の外見と酷似しており、嘔吐する。彼女は人間の体から出てくるあらゆる液体という液体が大嫌い。おそらくそれが理由で子宝に恵まれない。優しい性格の夫の我慢も計り知れる。が、運転中に切り出す話題ではなかった。高速で移動する人体が急停止すると心臓は筋肉によって守られはするが、繋がる血管は断裂する。シーラッハらしいラスト。2025/12/08

M H

26
エッセイと創作がないまぜになった掌編集。「珈琲と煙草」よりは創作の割合が高いそうだ。弁護士で作家の「私」が各地でひととき邂逅する人々。彼らの口から語られるのは一言では割り切れない人生の悲劇であり皮肉、罪。各章の最後の行まで、いや最後の行から余韻が重なり次の地へ。日本や映画への言及含め興味を持って読んだけれど、やっぱり「犯罪」みたいなキレッキレな短編もう出さないのかな。2025/11/30

本の蟲

14
弁護士にして小説家。『犯罪』『罪悪』等、扱った事件をベースにした創作で人の愛憎、愚かさや矛盾を抉り出すシーラッハの新作短編集。どの短編も前半は作家として世界各国をめぐった所感。後半に出会った人の打ち明け話や回想という構成。風変りな事件を次々語る上記初期作の方が好みだが、ウィーンでの老婦人の話、旧友メロの葬式で出会った女性の告白は面白かった。ナポリに住む叔父ロレンツオの語る「ローマ・ギリシャの英知をキリスト教が千年後退させた」という意見には全く同感2025/12/02

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