湖畔荘〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 331p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488010713
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

ロンドン警視庁の女性刑事が、女児を置き去りにして母親が失踪というネグレクト事件に関わり問題を起こし、謹慎中にコーンウォールの祖父の家近くで、打ち捨てられた屋敷?湖畔荘を偶然発見する。そして70年前にそこで赤ん坊が消える事件があり、迷宮入りになっていると知る。興味を抱いた刑事は謎の赤ん坊消失事件を調べ始めた。かつてそこで何があったのか? 仕事上の失敗と自身の問題と70年前の事件が交錯し、謎は深まる!

内容説明

ロンドン警視庁の女性刑事が問題を起こして謹慎処分となった。女児を置き去りにして母親が失踪したネグレクト事件を担当していて上層部の判断に納得がいかず、新聞社にリークするという荒技に走ったのだった。ロンドンを離れ、コーンウォールの祖父の家で謹慎の日々を過ごすうちに、打ち捨てられた屋敷・湖畔荘を偶然発見、そして70年前にそこで赤ん坊が消える事件があり、その生死も不明のまま迷宮入りになっていることを知る。興味を抱いた刑事は謎に満ちたこの事件を調べ始めた。70年前のミッドサマー・パーティの夜、そこで何があったのか?仕事上の失敗と自分自身の抱える問題と70年前の事件が交錯し、謎は深まる!

著者等紹介

モートン,ケイト[モートン,ケイト] [Morton,Kate]
1976年、南オーストラリア、ベリに三人姉妹の長女として生まれる。クイーンズランド大学で舞台芸術とイギリス文学を修めた。夫と三人の息子とともに、ロンドン在住。2006年に『リヴァトン館』で作家デビュー

青木純子[アオキジュンコ]
1954年生まれ。早稲田大学大学院博士課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

317
【原書】この辺で約半分かな、というところで。語り手や時代がぴゅんぴゅん変わるので「あれ、誰の物語だっけ」なんてことになりかねない以外は、スーパー面白い。ぞわぞわさせられっぱなし。当時の上流家庭の、湖畔荘での生活を思いながら、下巻へ参ります。2017/12/07

遥かなる想い

260
2018年このミス海外第4位。 湖畔荘を舞台にした 70年前と現代がクロスしていく重厚な物語である。 過去の子供の失踪事件が 現代にどう繋がっていくのか? 上巻は まるで霧の中のように 読者を 煙にまく…現代に生きるアリスはいつ 語ってくれるのか?全ての真実が 霧の中のままで…下巻に期待。 2018/01/20

starbro

246
2年半前に読んだ『秘密』に続いてケイト・モートン2作目です。70年前の事件と現在が錯綜して物語は進んで行きます。まだ物語の全貌は見えていませんが、謎は深まる一方です。続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に。2017/10/02

紅はこべ

159
姉のいる幼い男の子が被害者というので、コンスタンス・ケント事件を思い出したが…主人公不在。この作家得意の女性の物語。様々なタイプの母親。若き日のエリナが魅力的。上巻ではアリスとセイディの対面はなく、下巻に期待。〈演繹的方法で説明のつかぬものはないと豪語するホームズの自惚れには、いまも思い出すたび頭がかっと熱くなった〉〈シェイクスピアをいいと思ったことは一度もないー概して退屈きわまる人間だ〉登場人物にホームズとシェイクスピアをdisらせる、さすが英国の小説家。2019/05/13

のぶ

110
まだ上巻を読む限りだが、落ち着いた雰囲気で、ゆったり流れるミステリーのような気がした。物語は1933年と2003年の二つの時代が交互に描かれる。1933年に幼い子供が行方不明になった。2003年にこの事件が迷宮入りしていることに気づいた女性刑事、セイディが真相を探るべく調査を開始する。描写が文学的で、静かに進むが今までのところでは名作の香りがする気がする。二つの時代を共通して登場するアリスという女性が鍵を握っているような感じだが、この先どんな展開が待っているのか?感想は下巻で。2017/11/01

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