出版社内容情報
「永遠の0」という小説の主人公は、囲碁のアマチュア名人で、対局相手に「山本も将棋ではなくて、囲碁が出来ると戦局も違っていたのに」と言わせる場面がある。これは格言を拡大解釈いている例とも言える。本書は実戦に即した技術面を中心に、格言が正しい場面とそうでない場面を取り上げ、また「囲碁十訣」をプロの実戦例に照らし合わせている。格言をきちんと理解すれば、相当の棋力と品格を備えることが出来ると確信している。
目次
第1章 序盤の格言(一立二析、二立三析;広い方からカカれ ほか)
第2章 石運びの格言(切り違い一方ノビよ;アキ三角は打つな ほか)
第3章 戦闘と死活の格言(消しはカタツキ;攻めはケイマ ほか)
第4章 実戦問題、囲碁十訣(不得貪勝;入界宜緩 ほか)
実戦から分かる囲碁四字熟語(軽敵必敗;小貪大失 ほか)