出版社内容情報
プロ棋士たちの探求によって、定石や布石は日々進化している。石を極限まで働かせるとどうなるのかを学べば、上達への一助となることは確実である。流行の中国流布石にも言及。
内容説明
進化する定石・布石と中国流の研究。形に囚われず、石の力を追求。
目次
第1章 定石(奇妙な手順;未完成のツケ ほか)
第2章 定石と布石(見慣れないけど大流行;気がつきにくい低空飛行 ほか)
第3章 部分的研究(切らない理由;やっかいなツケ ほか)
第4章 中国流布石(一般的な中国流布石の理論;中国流を利用した新手 ほか)
著者等紹介
金成来[キムソンレ]
1963年生まれる。1996年プロ入段。2002年教育学修士(歴史専攻)。2006年四段。ブダペスト(ハンガリー)で韓国囲碁グローバル化事業に取り組む。現在、明知大学兼任教授
洪敏和[ホンミンファ]
1970年、東京生まれ。小学生の頃、兄と碁を始め、韓国外務省勤務の父のもと、アフリカ、ヨーロッパ、南米、日本で様々な経験を積む。韓国外国語大学卒。大学時代の1995年に、大学アジア囲碁選手権戦優勝。96年、北京・日中韓アジア囲碁選手権戦韓国代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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添川
1
タイトルで損してる本。改題するなら「中韓の新型布石集」?中国流は本書の1/2〜1/3程度。「初段の壁を打ち破れ」は本当はこの本を立ち読みして「これはすごい本だ!」と思って同じ著者の本を買ってしまったものw 初段の〜の方が実戦での出現頻度は高い。こっちは実戦で中々出ない形とよく出る形両方ある。2冊読んで、囲碁の本を日本の著者に絞るのはまずいと思った…圧巻は星と小ゲイマ。白が8手目に黒のシマリにツケる手を布石として研究している。内ガカリでも割り打ちでも8手目はシマリにツケ。新型だけど級位者でも応用できそう。2013/12/01
ブナシメジ
0
金成来(キムソンレ)。日本でいう石倉昇九段みたいな人だと思っている。 囲碁普及担当棋士。2014/03/07