仮面ライダー昆虫記 （新装版）

稲垣 栄洋【著】/石森プロ【作画】

東京書籍（2023/03発売）

• サイズ 46判／ページ数 216p／高さ 19cm
• 商品コード 9784487816507
• NDC分類 778.8
• Cコード C0095

出版社内容情報

仮面ライダーは、永遠なり。
20年の時を経て、著者による加筆原稿と石森プロによる作画で復刊。
雑草や昆虫などの身近な生物を、やさしさと人間らしさにあふれる眼差しで描く筆致で知られ、昨今の中学入試・国語の最頻出作家であり、また、家族共々「仮面ライダー」シリーズのファンでもあるという著者が、仮面ライダー1号から平成ライダーにまつわる数々の謎を、昆虫生態学の視点から、子どもたちの探究心に応えるべくひとつひとつ解説。親子で読んで楽しめる科学エッセイ。

内容説明

２０年の時を経て、加筆原稿と石森プロによる作画で復刊。雑草や昆虫などの身近な生物を、やさしさと人間らしさにあふれる眼差しで描く筆致で知られ、家族共々「仮面ライダー」シリーズのファンでもあるという著者が、仮面ライダー１号から平成ライダーにまつわる数々の謎を、子どもたちの探究心に応えるべく解説。親子で読んで楽しめる科学エッセイ。

目次

第１章　なぜバッタがモチーフになったのか（仮面ライダー１号、２号；ショッカー＆怪人軍団；仮面ライダーＶ３）
第２章　民俗学的ライダー考察（ライダーマン；仮面ライダーＸ；仮面ライダーアマゾン；仮面ライダーストロンガー）
第３章　科学の心を持つ子どもたちへ（スカイライダー；仮面ライダースーパー１；仮面ライダーＺＸ（ゼクロス）
仮面ライダーブラック
仮面ライダーブラックＲＸ）

著者等紹介

稲垣栄洋［イナガキヒデヒロ］
１９６８年、静岡県生まれ。１９９３年、岡山大学大学院農学研究科（当時）修了。農学博士。専攻は雑草生態学。１９９３年農林水産省入省。１９９５年静岡県入庁、農林技術研究所などを経て、２０１３年より静岡大学大学院教授。研究分野は農業生態学、雑草科学。農業研究に携わるかたわら、雑草や昆虫など身近な生き物に関する著述や講演を行っている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[keroppi]

仮面ライダーは、バッタの改造人間である。ショッカーの怪人たちも、昆虫に由来するものが多い。仮面ライダーブラックRXまでの歴代仮面ライダーと対する怪人たちを昆虫という視点で分析する。著者は、農学博士らしく、その分析も大真面目で、マニアックで、なかなか面白い。この本、2003年に刊行されたものに加筆修正を加え、石森プロによる作画を加えたものだという。この石森プロによる絵も、昆虫との対比を描いていて、とても楽しめた。仮面ライダーは、自然界のパワーを持ったヒーローなのだ。

2023/04/19

[けんとまん１００７]

読んでいて、こんなに素直に楽しい！面白い！と思えるのは、久しぶりかもしれない。言い古された言葉だが、子どもごころをくすぐられた気分。稲垣先生の知識と、思いが、うまくミックスされての１冊。ライダーは、このあと、どんあふうに展開してくのだろうかと想像するだけでも楽しくなる。

2023/04/27

[けぴ]

仮面ライダー1号2号はバッタがモチーフは有名。その後のライダーも様々な昆虫がモチーフに。V3はトンボ、ストロンガーはカブトムシなど。著者なりの深い考察？も蘊蓄に富んでおり子供のころを思いだして楽しく読了しました。

2024/09/23

[katsubek]

仮面ライダーがバッタだというのは誰もが知ることであろう。しかしながら、本書を読むと、世界が広がる広がる！　懐かしい画も多く掲載されていて、ほんと、涙がこぼれた。

2023/05/19

[鯖]

お盆休みにアマプラでシン仮面ライダーを見て、…なんかよくわからんなとなってたら、目に入った本。著者は稲や植物の研究者で、何冊か拝読させていただいたこともあります。なんでオートバイに乗ってるかは横顔がオートバイに似てるので関東ではバッタをオートと呼ぶ方言があるとか、2号が赤いのは食物によって色が変わる生き物は多いので（カニ食うフラミンゴとか）、南米でカプサイシンが大量に含まれてる唐辛子食いまくったからではないかとか。生き物の面白知識多めなんだけど、まあ…、こじつけが多いかな。

2023/08/21