内容説明
みどりの学園義務教育学校は、2018年4月に開校した普通の公立学校で「世界のあしたが見える学校」をスローガンに、先進的ICT教育・小1からの英語教育・STEAM教育・SDGs・21世紀型スキルなど2040年代のSociety 5.0時代にリーダーとして活躍できる人材を育成するための教育を展開。小1から各教科発達段階に応じたプログラミング教育、クラウドを使った主体的で対話的な問題解決型学習、AIドリルでの学校家庭での個別最適化学習、全学級大型提示装置でのデジタル教科書、特別支援教育での個別最適化のためのICT活用、SDGsを解決するためのSTEAM学習、小1からロボットを使った英語学習など、1人1台時代を見据えた最先端ICT教育を全教職員で展開。学園生の自己肯定感や学力が向上。文部科学大臣やエストニア、中国深〓市など多くの人が視察に訪れている。
目次
第1章 GIGAスクール時代のICT活用(学びを止めないためにすべての児童生徒に先進的な学習環境を;アフターコロナ時代のICT活用とは;GIGAスクールで活躍する教師―マインドセットを変換しよう)
第2章 学びを止めず誰一人取り残さないつくば市のICT教育(学びを止めず誰一人取り残さないICT教育を実践したつくば市の教育―これまでのICT教育の積み重ねが生かされた;休校時も登校時も学びを止めないシームレスな教育活動を目指します―つくば市最先端EdTechでこれからのスタンダードな学びへ)
第3章 学びを止めない、みどりの学園休校中のオンライン学習(休校の次の日からオンライン学習ができた訳;オンライン学習成功の秘密を探る;休校中、分散登校中のオンライン学習の流れ;実践事例(全12例))
第4章 1人1台環境で実現する新しい学びの実践事例(公立学校開校1年目から全職員が取り組んだパソコン1人1台でのICT活用の成果;みどりの学園の実践事例を分析する;実践事例(全38事例))
著者等紹介
赤堀侃司[アカホリカンジ]
東京工業大学大学院修了後、静岡県高等学校教諭、東京学芸大学講師・助教授、東京工業大学助教授・教授、白鴎大学教授・教育学部長を経て、現在、一般社団法人ICT CONNECT 21会長、一般社団法人日本教育情報化振興会名誉会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学
堀田龍也[ホリタタツヤ]
東京学芸大学卒業。東京工業大学大学院で博士(工学)取得。東京都公立小学校教諭、富山大学教育学部助教授、静岡大学情報学部助教授、メディア教育開発センター准教授、玉川大学教職大学院教授、文部科学省参与等を経て、東北大学大学院情報科学研究科教授、人間社会情報科学専攻専攻長。中央教育審議会委員。文部科学省の教育情報化関連政策で座長を歴任
久保田善彦[クボタヨシヒコ]
東京学芸大学大学院を修了後、茨城県内の中学校および小学校に15年間勤務する。その後、上越教育大学学校教育研究科、兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科、宇都宮大学教職大学院教授を経て、玉川大学教職大学院教授。理科教育、教育工学、臨床教科教育学を専門としている。近年の主な研究は、協調学習におけるテクノロジ活用、理科におけるAR・VR教材の開発と評価等である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。