出版社内容情報
五木寛之と姜尚中が対話。
私達はみな、故郷をねこそぎにされた「漂流者」ではないか。いまもっとも対談が切望されるふたりの初の本。
十年にわたる対話と、「いのち」についての語りおろし。
目次
第1部 「鬱の時代」を生き抜く(悩むことの必要;国を持たない者の心許なさ ほか)
第2部 無力=パワーレスパワー(東日本大震災の空気;浄土と希望 ほか)
第3部 日本人であることの限界(因果・因縁、運命・宿命;日本人の御利益と階級社会 ほか)
第4部 漂流者の生きかた(アルジェリア人と在日一世;働く場所がふるさとだ ほか)
第5部 おれたちはどう生きるか(西部邁の死;鵺として生きる ほか)
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932(昭和7)年9月福岡県生まれ。生後まもなく朝鮮に渡り、47年引揚げ。66年『さらばモスクワ愚連隊』で第6回小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、76年『青春の門』ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。2002年、第50回菊池寛賞、09年にNHK放送文化賞、10年に『親鸞』で第64回毎日出版文化賞特別賞を受賞。ニューヨークで発売された『TARIKI』は2001年度「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門)銅賞に選ばれた
姜尚中[カンサンジュン]
1950年(昭和25年)8月熊本県生まれ。政治学者。東京大学名誉教授、熊本県立劇場館長。専攻は政治学・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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雨巫女。@新潮部