出版社内容情報
一匹のネコがもたらす悲喜こもごも。『年度版ベストエッセイ』選定収録の作品をはじめ、読めば癒されるエッセイ集。一匹のネコがもたらす悲喜こもごも。『年度版ベストエッセイ』選定収録の作品をはじめ、読めば癒されるエッセイ集。
南 伸坊[ミナミ シンボウ]
著・文・その他
内容説明
一匹のネコがもたらす悲喜こもごも。のんびりのんき。なんでもないたのしい生活。
目次
1 くろちゃんのねどこ(「ネコ好き」入門;くろちゃんマジメすぎ ほか)
2 やわらかいフリスビー(汽笛ぶえ;スネ焼き計画 ほか)
3 ブータンのおみやげ(岩手県の会話;奈良旅行 ほか)
4 シャラポワの乳首(じまんのたね;寒いとこの出身 ほか)
5 うな重はコマル(焼肉と友人関係;日光けっこういい ほか)
著者等紹介
南伸坊[ミナミシンボウ]
1947年、東京生まれ。イラストレーター、エッセイスト。漫画雑誌「ガロ」の編集長を経て、80年よりフリーとなる。ブックデザインも多数手がけ、『山田風太郎明治小説全集』により第29回講談社出版文化賞ブックデザイン賞を受賞。自らの容貌と服装で歴史上の有名人になりきる「本人術」を発表。美術関係の評論も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
158
そういえば、しばらく南伸坊さんを観ていないなぁ。と手にした。好かった。ほっこりしたり、クスッとしたり、ほろっともした。こういうのが脱力系?奥様がまた好い。誰にも同じ時間は流れているのにね、流れ方、受け止め方で随分モノの見方・感じ方も違うのだなぁ。ゆっくりでいいんだ。私はやっと還暦を迎えたばかりだ。きっとこの先は余されながらしぶとくいきて行くのだろう。気持ちはのんびりと過ごして行きたいな。心がトゲトゲになっていたので、ちょっと泣きそうになったよ、お母さんの味噌おにぎり。2018/08/25
ゆめ
37
ゆる〜いお話。時にはのんびりゆっくり生きる事を意識するのも良いかもしれない。2019/06/07
ネムコ
36
今、私は「日本橋のOL」さんなのだが、会社の入ってるビルの一階は扇子屋さんで、毎月一日に月刊『日本橋』というタウン誌を置いてくれる。ミニコミ誌というには大変活字の多い冊子なのだが、その中で私が一番好きなのが南伸坊さんのエッセイなのだ。この本はそのエッセイを纏めたものでそれだけでもそそるのに、南家には新たに小さな黒猫ちゃんが家族に参入! 本の題にも入ってるくらいなんだから書き下ろし多数!を期待したのだが、それは叶わなかった(笑) 南伸坊ご夫婦の会話が楽しい。こんなご夫婦ばかりなら熟年離婚も減るだろうに。2018/06/23
きさらぎ
27
南伸坊ご夫婦と黒猫のくろちゃんの楽しい日常のエッセイ。そうそう、猫って半分だけ顔をのぞかせたり、だるまさんがころんだのように振り返ると動きを止めたりするする!そして全力で食べ全力で遊んでいる。 月が地平線から出たり沈んだりするとき、月が大きく見えるのを見るのが好きな二人は、どちらかが早めに目が覚めてその光景が目に入った時、起こして見せてあげたいと思うけどぐっすり寝ているのを見て遠慮するらしい。でも一緒に月を眺めながら「寝てる時でも起こしていいからね」仲良しなお二人の様子を読んでいるとこちらまで幸せになる。2019/01/13
ophiuchi
13
脱力系エッセイ。こういう風に老いていきたいと思う。2018/11/10




