内容説明
アジア北方の草原に生まれたテムジン(チンギス・ハン)。族長の父を亡くし、一族は滅亡の淵にまで追いやられる。中世的身分社会の冷酷さに懊悩するテムジンを救ったのは、冒険心と己の才能によって生き抜く多国籍の人々だった。「人間に差別なし、地上に国境なし」。獲得した思想を信念とし、テムジンは遊牧民の皇帝に就く。
著者等紹介
堺屋太一[サカイヤタイチ]
1935年、大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業後、通商産業省(現経済産業省)入省。日本万国博覧会を企画、開催。沖縄海洋博覧会や「サンシャイン計画」を推進した。在職中の75年、作家デビュー。78年に退官し、執筆、講演、イベントプロデュースを行う。予測小説の分野を拓き、経済、文明評論、歴史小説など現在までに100作以上を執筆。1998年から2000年まで小渕恵三、森喜朗内閣で経済企画庁長官、2013年から安倍晋三内閣の内閣官房参与を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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