出版社内容情報
死と隣り合わせという極限状態の中で出会った、五木寛之の「歎異抄」(親鸞)。
年間100人もの路上生活者を大阪・西成区釜ヶ崎で弔う、本田哲郎の「聖書」。
この二著はふたりに、そして私たちに何を語ろうとしたのか?
五木寛之が「自分が死ぬまでに何としても会いたかった」という本田哲郎との「いのちの対話」である。
五木寛之[イツキヒロユキ]
本田哲郎[ホンダテツロウ]
内容説明
人生を変えるふたつの書。付・『歎異抄』私訳。
目次
大阪・釜ヶ崎の聖書
回心とは
「貧しき人」とは誰か
公園での出合い
悪人正機説とイエス
悪人とは誰か
宗教者のできること
「天国」の罪科
悔い改めることへの疑問
キリシタンと隠れ念仏〔ほか〕
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932(昭和7)年9月福岡県に生まれる。生後まもなく朝鮮にわたり47年引揚げ。66年「さらばモスクワ愚連隊」で第6回小説現代新人賞、67年「蒼ざめた馬を見よ」で第56回直木賞、76年『青春の門』筑豊編ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。ニューヨークで発売された英文版『TARIKI』は2001年度「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門)銅賞に選ばれた。02年度第50回菊池寛賞、04年に第38回仏教伝道文化賞、10年に第64回毎日出版文化賞特別賞を受賞
本田哲郎[ホンダテツロウ]
1942年生まれ。上智大学卒業後、フランシスコ会に入会。71年、司祭叙階。上智大学大学院神学部修士課程修了後ヴァチカンに渡り、ローマ教皇庁立聖書研究所を卒業。91年より大阪西成区釜ヶ崎にて日雇い労働者に学びつつ、聖書の翻訳、研究会をおこなうほか、失業者への生活支援活動、釜ヶ崎反失業連絡会などの活動に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
かおりんご
江口 浩平@教育委員会
kanata
乱読家 護る会支持!