敗北のない競技(レース)―僕の見たサイクルロードレース

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敗北のない競技(レース)―僕の見たサイクルロードレース

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  • サイズ B6判/ページ数 187p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784487808274
  • NDC分類 788.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

現役プロ選手土井雪広が、欧州サイクルロードレースの実態、ドーピングを含めたプロトンの真実など「彼が見てきたこと」を語る。

長く欧州の最前線で走ってきた、現役プロ自転車選手土井雪広。
2013年シーズンから日本のチームに移籍するために帰国。
彼が経験してきた欧州サイクルロードレースに実態、欧州サイクルロードレースの実態、ドーピング問題を含めたプロトンの真実など「彼が見てきたこと」を、自伝的要素を盛り込みつつ描く。
サイクルロードレースファンのみならず、スポーツ好き全般に贈る、「アスリートという生き物」を詳らかに記録した、スポーツノンフィクション。

【著者紹介】
1983年生まれ。自転車ロードレースのプロ選手。05年から欧州を主戦場として活躍。ツール・ド・フランスなど「グラン・ツール」と呼ばれる世界を代表するレースを完走した現役日本人選手は3名しかいないが、土井選手はそのひとりであり、長年にわたって世界トップレベルのレースを経験してきた。2013年より主戦場を日本に移して活躍。ランス・アームストロングを含め、世界を代表する選手たちとともにレースを走った経験があり、多くの現役トップレーサーとの交流もある。

内容説明

「もっとも過酷なスポーツ」と言われるサイクルロードレース。2012年まで欧州を主戦場とし、日本人として初めてブエルタ・ア・エスパーニャを完走したプロ・ロードレーサーによる、渾身の自伝的スポーツノンフィクション。

目次

第1章 勝つということ
第2章 世界
第3章 順応
第4章 成長
第5章 ブエルタ・ア・エスパーニャ
第6章 敗北のない競技

著者等紹介

土井雪広[ドイユキヒロ]
1983年山形県山形市生まれ。自転車プロロードレース選手。山形電波工業高等学校、法政大学を経て、2004年よりシマノレーシングでプロ入り。2005年からシマノ・メモリーコープ(当時)で欧州を主戦場としレースに参戦。2011年、2012年と2年連続でブエルタ・ア・エスパーニャを完走。現段階で、ブエルタを完走した唯一の日本人選手。2012年全日本選手権優勝。2014年現在は、日本の「チーム右京」に所属している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふ~@豆板醤

23
アシストとして走る土井さんの自伝的ノンフィクション。負けず嫌いな子供時代、ひたすら練習していた学生時代の生活、ヨーロッパ遠征の日々、、すごい!やっぱり自転車は過酷なスポーツだ..ブエルタ・ア・エスパーニャというレースでの、最大勾配23%という“魔の山“にはドン引き(笑)チャリで登るなんて信じられない(^^;)「僕は負けず嫌いだけど、エース気質の選手じゃない」「サイクリストは苦しむことが仕事だ」2016/09/24

18
「サイクリストは苦しむことが仕事だ」プロ自転車ロードレーサーの著者。チームの1人を勝たせる為に大会では風受けとなり、日頃は吐くまでの過酷なトレーニングに励む。個人競技で生きてきた自分にとっては考えられない。題名とは正反対の勝つ為のドーピングが蔓延している実情にも驚いた。ロードレースに命を賭けているからこそ、綺麗じゃないものももっと知ってもらいたい。リアルを伝えたい。破天荒だが、ロードレースを日本に普及させたいという著者の気概を感じた。2021/05/26

Cambel

15
近藤史恵『サクリファイス』シリーズでハマったロードレース小説。チームが一人のエースのためにレースを組み立てる。エースのアシストという存在を知ってリアルなプロ選手のことが知りたくなった。著者の土井雪広氏もヨーロッパのグランツールでアシストとして活躍した選手。エースのジョンが「今日のステージは(アシストしなくていいから)ユキがアタックして」と言ってくれたのに、笑顔で断り最後までアシストとしてプロトンを引くとか、かっこよすぎる!!サクリファイスの世界が現実でも繰り広げられている。5/28の東京ステージは→2017/05/02

もんちゃん

15
サイクルロードレーサー土井雪広選手の自伝本。彼がどんな思いでヨーロッパを走ってきたのか興味がありました。しかし、こんなに赤裸々に語っているとは!衝撃的でした。選手が競技中に飲む薬や脚注の選手紹介でのドーピング経験者の多さに改めて驚き。我々は影の部分をしっかり見なくてはいけない。…けれども、やっぱり夢物語のような美しいレースにドキドキしていたい。駄目ですかね?土井ちゃん。2014/06/24

最後の羅針盤

10
どちらかと言えばクライマーの自分だが、ロードレースの観戦で断然心が震えるのは、ゴール前のスプリントだ。 ゴールシーンではなく、その1km手前から。 トレインの先頭から、役割を終えたアシストが、一人、また一人と力尽きて集団に呑み込まれていく場面。 舞台裏は綺麗ごとだけじゃないとしても、その美しい場面に込み上げる感動と哀切さが入り混じった気持ちを味わうために、何度でもまた観戦するだろう。 そんなアシスト・フェチにはたまらない告白文だった。2014/06/12

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