出版社内容情報
あなたの心に届く、珠玉の語らい。
目次
木田元―回り道の人生
辰巳芳子―父性と母性
五木寛之―老いを愉しむ
養老孟司―日本人の心の古層
片田珠美―個性病を超えて
山田太一―心の復興
中沢新一―無常からの再出発
佐藤優―福島と沖縄
日野原重明―足るを知る
山折哲雄―原発作業員に祈りを
著者等紹介
玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956年、福島県三春町生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業。さまざまな仕事を経て、京都の天龍寺専門道場に入門。現在、三春町・臨済宗妙心寺派福聚寺住織。2001年、『中陰の花』で第125回芥川賞を受賞。2012年2月まで、東日本大震災復興構想会議委員も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みか
7
とても良い本だと思いました。時をおいて何度も再読したい本。玄侑宗久さんは随分以前から気になる人で、本も読みたいと思いながらもこれが初めてでした。その容姿から想像して、少し厳しく怖いイメージだったので、、、。この本の表紙にある対談の相手の面々が私の興味をそそったのでした。でもこの本を読み終えた今は玄侑さんの本をまた読みたいと思うようになりました。 また、私は政治・経済が本当に苦手だと改めて思いました。思考がストップしてしまいます、、、。 あと、方丈記を読んでみたくもなりました。2014/09/06
健康平和研究所
1
「自分」という言葉は「自然の分身」という言葉を短縮した 老子は隣の町の犬やニワトリの声が聞こえるけど、行ったことはない、というのが理想。全国規模の流通とか、そういう統一的なものに、それ自体が罪悪だと思っていたのが老子2015/06/25
echo.
1
前回の対談集がおもしろかったので、今回も期待した。しかし期待外れだった。辰巳先生や中沢新一、佐藤優などの面々との最も楽しみにしていた人々との対談は案外あっさり終わってしまった。相対的に一番、個人的になのかもしれないが、とにかく酷かったのが、片田珠美とかいう似非精神科医とのくだらない対談。と切って捨てざるをえない。この一点で、まったく読むに堪えないものになった。腹立たしい。2016/01/11
滝原夏希
1
各界の第一人者と玄侑さんがハイレベルな含蓄のあるディベートを繰り広げている。誰との対談が一番ということはなく、すべてのページで人生の参考書のようなありがたいお言葉が散りばめられている。 良書です。2015/06/27
K
1
示唆に富む重要な本。自分の傲慢さを戒めるために、そして周囲の傲慢さに流されそうになった時に、折に触れ読み返そうと思う。いずれも印象的だったが特に辰巳芳子さん(異物を受け入れ、育む能力こそ女性性であるという話)、中沢新一さん(再生可能エネルギーとて無害ではなく、かつての原発と同じ文脈でそれが導入されようとしているという指摘)、佐藤優さん(恒真命題や官僚文化の問題点の指摘)との対話が特に強く印象に残った。「約束はするが、約束を守ることは約束していない」って、なんという詭弁…2015/05/22
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