洋食屋から歩いて5分

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洋食屋から歩いて5分

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784487806447
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

街を歩き、街で食べる。美味しい「食」のエッセイ。

目次

いつもなにか書いていた人
残暑好日、喫茶店のはしご
彼女と別れて銭湯のあと餃子
トゥナ・サンドイッチにコーヒー、そしてエルヴィスの歌
撮りそこなったあの雨の日
トマトを追いかける旅
冬の寒さのなかを、ずっと遠くまで
風船ガムを求めて太平洋を渡る
二〇一一年外国旅行おみやげめぐり
いきつけの喫茶店について〔ほか〕

著者等紹介

片岡義男[カタオカヨシオ]
作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ドナルド@灯れ松明の火

25
ん十年ぶりに片岡義男。私が(片岡さんも)若かった頃は彼のエッセイや小説がキラキラ輝いていて憧れた。本の雑誌の書評で久しぶりに手に取った。出だしの喫茶店やコーヒー関連のエッセイは、昔を彷彿とさせた。食べ物や料理関連のエッセイが面白い。田中小実昌さんと船橋へ行った話は興味深かった。醤油や春に関する話は年取ったせいか何か小難しいエッセイに仕上がっていて、軽妙洒脱な片岡さんのイメージとは少し違ってた。そうは言っても全体的には片岡さんらしいエッセイ集だった。2012/12/29

ホークス

23
男の色気漂う食べ物エッセイ。田中小実昌と呑み明かす一夜は青春小説みたいに瑞々しくスリルがあり、二人の見せる仕草や言動に魅せられる。対談に遅れた若い著者に吉行淳之介は「定刻でしょう」と一言。そこに「本質を見きわめるための力を自分の内部から引き出すために、すべてをいったんは肯定して受けとめる営みを、すでに吉行さんは完成させていた」と感銘を受けたというが、こんな渋い若者とはとてもつきあえない。どの話もキザで純情で、男っぽい論理性や拘りが微笑ましい。2016/06/09

犬こ

11
片岡義男さんの食に関するエッセイ。とりわけコーヒーにこだわりがあるようで、一時は神保町の喫茶店6軒はしごし、コーヒー飲みながら物を書いていたとのこと。適度な静けさのある喫茶店やカフェって、物事を集中することが出来るので共感しながら読みました。2014/06/19

あんこ

11
装丁とタイトルに惹かれて。食にまつわるエッセイだけど、それだけではなく、落ち着きます。少し気取った文章も鼻につきません。コジャレた感じが出ていて、きっと片岡さんはもてたんだろうなあなんて考えていました。2013/06/20

ねこきのこ🧠マーチダ教

10
片岡さんの文章は本当に綺麗でそつがない。よくコーヒーの話題が出てくるのも特徴的だ。何軒も喫茶店をはしごして、原稿を書くなんてとてもおしゃれだし、憧れるな。2014/11/24

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