出版社内容情報
人気イラストレーターが、日本のいろんな都市を実際に体験してみて、住み・働くのに適した「自分なりの都」を探すコミックエッセイ。
震災と原発事故の影響で、首都圏だけにとどまらず、むしろ、日本を広く捉えながら、住む場所にあまりとらわれずに働く働き方、住み方の選択も認知されつつあります。
今回、人気イラストレーターの鈴木さちこが、日本のいろんな都市を実際に体験してみて、住み・働くのに適した「自分なりの都(みやこ)」を探します。
移住? 疎開? それとも今いる場所で暮らし続ける? を、笑いながら、でも、ちょっと真面目に考えたコミックエッセイ。
内容説明
ノマドに代表されるように、場所にこだわらず働き・暮らすスタイルが注目されている。震災・原発事故の影響で、首都圏だけにこだわらず、短期疎開や移住、Iターンなどの動きもちらほら…。神奈川県の三浦半島に暮らす著者が、日本の街をめぐり「住む場所」と「働き方」を考えた、住民なりきり「都さがし」コミックエッセイ。観光ガイドとは違った視点での都市ルポが満載。
目次
高知県高知市
熊本県熊本市
岡山県倉敷市
愛媛県喜多郡内子町
長野県上田市
宮崎県日向市
北海道札幌市
著者等紹介
鈴木さちこ[スズキサチコ]
1975年東京生まれ。鉄道&飛行機、旅好きのイラストレーター&ライター。1999年多摩美術大学卒業後、東北新社にてCMプランナーを経て、2003年独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
39
原発事故をきっかけに関東からの脱出も有りかと、憧れの地7カ所に短期滞在してみたエッセイ?漫画。熊本があったので、結局何処に行っても日本では自然災害からは逃れられないのかな。どこも素敵な街でしたが、住めば都。今住んでるところが一番というオチでした。2016/05/20
AKIKO-WILL
34
東日本大震災が起こり、危機を感じた著者は違う場所に移住してみたらどうかな?って言う考えで前から気になっていた7カ所に実際に短期間住んでみたら。と本!高知県高知市、熊本県熊本市、岡山県倉敷市、愛知県喜多郡内子町、長野県上田市、宮崎県日向市、北海道札幌市の7カ所。この中に熊本県熊本市があったのでやっぱりどこに住んでいても自然災害あるんだと思いました。読んでいて地方都市に住むにはやはり自動車免許は必須だな。必要ない場所もあるかもしれないけど、駅近くはやはり東京と変わらないくらい家賃高いのも気になりました。紹介さ2016/05/01
ナディ
26
なんか微妙。原発事故の後に全国の何カ所かに、1週間の移住体験の話。1週間は移住にならないよね。旅で、あちこちの良さと不便さを書いてる。実際に腰を据えてその土地で生きることになれば、また違うんだろう。原発事故で避難してきた人も避難しないで故郷にいることを選んだ人も知っているので、複雑。申し訳ないけど、なんとなく、軽く感じてしまった。2016/09/15
ちはや
16
うーん、日本のいくつかの市で短期生活をしたものの結局地元が1番ってのを再確認しただけでは?熊本と日向には住んだことあるのよね。日向は記憶にないんだけど(^_^;) 熊本市内は電車通りの運転が好きじゃなかったわ。右折したい時、すんなり右折できればいいけどタイミング逃して、更に電車が近づいてくると警笛!!いや、待って待って、すぐ線路から出ますからー!って対向車が。。。ってのは日常茶飯事です。あと信号がよくわからんので停車時に一番前になるとドキドキします(笑)2016/04/07
野のこ
11
移住したいと思うキッカケはやや疑問に思うけど、仮想で住んだらどうなるかと私も想像しながら漫画で読めて楽しかったです。家賃相場や、交通手段、地元の食材、文化施設の充実、そしてお楽しみのランチやカフェが詳しく描かれて美味しそうでした。私は去年に倉敷に行って街並みにうっとりしてから、こんな素敵な所で暮らしてみたいと思ってたので、この場所が載ってて嬉しかったです。晴れの日が多いんやぁ。ふむふむ。地元の金沢は雨が日本でトップクラスだけど、やっぱり馴染みのあるところが落ち着くかな。2017/02/10