出版社内容情報
占い雑誌「ルナノート」が次の号を最後に休刊することに。
高屋らは本社の上司との面談に臨む。
一方桜子は、両親が海外から帰国することになり、神奈川での同居を打診される。
京都の大学に進学するつもりだった桜子は──。
二人に訪れた転機。
桜子の秘めた想い。
占星術嫌いだった高屋を星が導く。
書下ろし 。
内容説明
占い雑誌「ルナノート」が次の号を最後に休刊することに。高屋らは本社の上司との面談に臨む。一方桜子は、両親が海外から帰国することになり、神奈川での同居を打診される。京都の大学に進学するつもりだった桜子は―。二人に訪れた転機。桜子の秘めた想い。占星術嫌いだった高屋を星が導く。
著者等紹介
望月麻衣[モチヅキマイ]
北海道生まれ。2013年エブリスタ主催第2回電子書籍大賞を受賞し、デビュー。2016年「京都寺町三条のホームズ」シリーズが京都本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寂しがり屋の狼さん
65
図書館利用なので前作から間が空いてしましましたが…(◕ᴗ◕✿)占い雑誌『ルナノート』が次の号を最後に休刊することに。高屋らは本社の上司との面談に臨む。一方桜子は、両親が海外から帰国することになり、神奈川での同居を打診される。京都の大学に進学するつもりだった桜子は…ふたりに訪れた転機。占星術が導くシリーズ第4弾【完結編】2025/02/19
シバ
33
大好きなシリーズだったので完結してしまい淋しいですが、とても納得のいく終わり方だったので、この作品ならではかなと思いました。自分たちへ与えられた課題に取り組むとご褒美が貰えると言うのもとても腑に落ちました。のめり込むのじゃなくて、ヒントの一つとして占星術を使えたら素敵だなとまさにこの作品と同じ事を考えました。また別視点からでも良いので、この登場人物たちのその後が見てみたいです!2025/02/04
はなりん
32
シリーズ4巻で完結巻。少し時間が経って、桜子は大学受験、高屋が勤める出版社も紙媒体の雑誌からWEB版へと移行する中大阪支社が縮小される事となりそれぞれの岐路と選択のお話。出版社の皆、ルナノートの編集部がそれぞれ悩み決断していくんだけど、そこに占星術を絡ませていて楽しめました。登場人物皆が凄く成長し、落ち着くところに落ち着いたなぁって感じ。一方で京都の船岡山で家族の様に暮らした皆、ルナノートの編集部や大阪支社のメンバーがバラバラになって行くのがちょっとだけ寂しく感じました。2025/02/15
ときわ
28
シリーズが始まったときは高屋に反感を持ってしまったし、自分でも読み続けると思ってなかった。それが何故かシリーズを追いかけ、これで完結か~と感慨深く読み終えることになった。登場人物それぞれが皆成長していって、読者がそこに寄り添えたのが良かった。こういう風に終わったら良いなと思った通りになった。それで反感を持つこともあるのにこのシリーズに関しては、そうだね~と暖かい気持ちでもう書かれない今後を見守りたいと思った。2025/06/03
まるぷー
27
まだまだ続くのかと思っていたが完結。占星術や星座、ホロスコープ、出生図など結局理解できなかった。それはさておき、出版不況で耕書出版大阪支社の縮小、ルナノートの休刊、三波や高屋は東京本社に異動と寂しい感じがしたが、一方桜子の志望大学の合格の吉報も。しかし、京都を離れて神奈川の実家に帰る。これは高屋の東京異動の影響だろうか、最後はそうなったかとハッピーエンド。柊も占星術師として道を進み、耕書出版の面々や桜子も含めてみんなが人生の究極の選択をしての完結ということだ。2025/03/02