日本語 鵜の目鷹の目烏の目

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784487805044
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0095

内容説明

これからの日本語はどうあるべきか!?国語辞典を読み比べ、作家の表現力を分析し、古典語の優雅さに心ときめく。日本語の番人が、「日本語の今」を眼光鋭く徹底検証。軽妙にして辛辣、実証的でユーモアあふれる、日本語エッセイ。

目次

第1章 日本語ためつすがめつ(日本語ためつすがめつ;源氏物語に見る日本語の美醜;語られない紫式部の底意地の悪さ ほか)
第2章 日本語落穂拾い(現代語支える古典をお忘れなく;「もったいない」をめぐる断章;なんとかして、「お名前様頂戴…」 ほか)
第3章 日本語通の日本語知らず(背伸びをすると恥をかく;美術館で日本語のお勉強;悲劇から生まれた日本語 ほか)

著者等紹介

川本信幹[カワモトノブヨシ]
1933年広島県竹原市生まれ。広島大学教育学部を経て東京学芸大学卒業。国語学(日本語学)専攻。53年にわたり中学・高校・大学の教壇に立ち、現在、日本体育大学名誉教授。日本語検定委員会理事・研究主幹として日本人の日本語力向上のために尽力している。多年中学・高校の国語教科書の編集に携わり、文部省(現文部科学省)の教材等調査委員、指導資料作成委員、学習指導要領作成協力者、大学入試問題資料作成委員、OECD・PISA調査国内委員、NHK教育放送運営委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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galoisbaobab

12
最近、会社で若者の日本語文章を読んだり洋書(小説)を読むようになったり”日本語”って言葉を慎重に扱いたい気分になってるわけです。「どういう風に伝えるとどんな風に受けとめてもらえるのか」「この表現からどんな想いを受け取るのか」って問題のベースにあるのはやはり母国語の自己表現力であり共通理解なんだな、と感じる。ここには文化背景が織り込まれているし言葉が変遷してきたプロセスもあるしその人がその言葉を使うようになった環境もある。もうちょっと感度をあげてみんなの言葉に寄り添って生きていきたいな。2018/08/08

つぶあん派

1
学生時代、古典も漢文も苦手だった私は読んでいてそんな自分が恥ずかしくなりました。いかに古典・漢文を学ぶことが大事か、日本語の奥深さ、美しい言葉の紹介などが書いてあり、あらためて日本語の勉強は日本人にこそ必要だと感じました。取り上げた言葉に用例や、いつから使われている言葉かも書いてあり、好奇心をくすぐられます。川本先生の語り口が面白いので、読んでいて思わずくすりとする場面もありました。2012/05/28

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