カカシバイブル

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  • サイズ A5判/ページ数 151p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784487803842
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

目次

案山子になろう
アヴァンギャルド
マネキン
ヒト型
はりつけ、吊り下がり
おざなり
転用

けっこうやる気
お休み中〔ほか〕

著者等紹介

ピート小林[ピートコバヤシ]
前世紀生まれ。駐留軍基地と米国で雑役夫、バーテンダー職、Brooks Brothers勤務などの後、広告業界へ。ME博報堂、電通などを経て独立。桜と案山子などの心の日本遺産を酔狂に追いかけるカメラマンであり、コピーライターでもある。青山学院大学卒。SFOアートインスティテュート写真科中退。東京コピーライターズクラブ会員(小林直道)ピート小林アドバタイジング主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

46
勝手にR-10指定にしたいホラーな案山子バイブル本。まともな「へのへのもへじ君」は絶滅したのだろうか。農家の皆さんの創作は爆発していた。獣や鳥を追い払うより、人間払いに功を成しそう。マネキンを使用したシリーズは特に気に入っている。皮膚病を患った彼、ちあきなおみ似の彼女、首晒しの侍…。痛ましい張り付け案山子や、リアルな作業姿を模写したシリーズもある。打ち捨てられた案山子の佇まいは、目を覆いたい寂しさが漂う。不平不満も言わず、炎天下でも台風でも立ち続ける案山子たち。苦労が滲み出ていた。殿堂入り。2014/06/17

bianca

41
普段から案外カカシは周りにいるが、撮影地を見ると我が県はひときわ多かった(笑)もうこのシュールな世界、やみつきになりそう!端正な顔立ちのマネキンにJAの帽子と肥料袋の着衣とか、顔と服装のギャップが良い。“Almost Human”の部では、もはや人と見紛うばかりの力作揃いで、「こんにちは、って言ったのにいつも返事もしないよ…」って怒ってるお婆ちゃんも絶対いると確信する。これは“不気味の谷”(人間にあまりに近いと気味悪く感じる感覚)に嵌るジャンルだ。それでも鳥は学習する…。農家の方々本当にご苦労様です!2014/09/11

いしかわ

32
こんなカカシ見たことない!見たくない!っていうような、不気味な、どう見ても死体にしか見えないカカシもいたんだけど、無駄にリアルにきちんと作られていて、見ていて飽きない。児童書の'真夜中のカカシデイズ'と合わせて読みたい一冊。斬新で楽しかった。2013/08/23

Roy

25
★★★☆☆ 案山子好きの為の一冊。僕はそうでもない。この本には正統派のものから前衛的なものまで、日本各地の様々な案山子が載っている。その中でも首吊りのようであるもの、磔状態のもの、あまりにおざなり過ぎるものに製作者の精神不安を疑い気になる。それと重要なのは、賢い鳥に慣れられ効果が薄い、現代案山子の現状…。これからの案山子は芸術だ。2009/06/01

きつねこ

17
やられました。案山子って凄いですね。こんなに色々あるのかと。鳥や獣よけにしているのか、すでにアートな(ホラーな!)世界になっているのか。顔と身体つき、洋服の組み合わせで個性爆発ですね。どれもそれぞれ怖かった、いや素晴らしかったですが、『ヒト型』分類は特にこわかった、いや素晴らしかった。知らずにであったら警察呼びそうです。そして電車と案山子って相性がいいですね。こちらは癒されました。2014/07/19

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