内容説明
俳人・黛まどか神の芸術の国を旅し、感じ、そして詠む。人はなぜこの国に魅せられていくのかこの世のものとは思えない自然の色彩。
目次
第1章 ニュージーランドの雪月花を追って(黛まどか)(旅のはじまり;善き羊飼いの教会;神の山;氷河の余韻 ほか)
第2章 俳句「真夏の聖夜」(黛まどか)
第3章 黛まどかインニュージーランド(吉田千春)(布団にくるまって赤道を越える;食料品の持ち込みにうるさいワケとは;南が寒く北が暖かい国;ドライブ天国・ニュージーランド ほか)
著者等紹介
黛まどか[マユズミマドカ]
俳人。神奈川県生まれ。1994年、「B面の夏」50句で第40回角川俳句賞奨励賞受賞。同年、俳句サークル「東京ヘップバーン」発足。1996年、俳句誌「月刊ヘップバーン」創刊・主宰(2006年、通巻100号を機に終刊)。2002年、『京都の恋』で第2回山本健吉文学賞受賞。2005年より「日本再発見塾」呼びかけ人代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しの
12
俳人・黛まどかさんによるニュージーランド八泊九日の旅エッセイ。普段から言葉を扱うことを生業としているだけあって文章が簡潔で面白い。さらには一編ごとに入る見開き一枚の美麗な写真でニュージーランドの壮大な自然を感じ取れる。前半の黛さん本人による文、後半はおそらく同行した違う人の文章。後者は旅を第三者目線から見つめ直しており、旅行の参考になった。ニュージーランドの大らかで牧歌的な魅力がふんだんに詰まった一冊。2015/12/05
えいた5
1
ニュージーランドを旅行記と写真でまとめた、この国の良さを知る上で最良の書かも知れない。私はまだ行ったことがないが、様々な見方があり、歴史やアウトドアアトラクションを除いてよくまとまっていると思う。この国は、日本の国土の7割ぐらいの面積に人口密度1/25で、スイスのような山岳地帯、北欧のようなフィヨルド、ここにしかない生態系があり、自然にあふれ、国民もゆったりと過ごしているようで羨ましい。特に印象に残ったのはニュージーランド・タイム。レストランでシェフやスタッフがお客そっちのけで演奏家のスピーチを聞くなど。2015/09/21
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