内容説明
紫宸殿、清涼殿、小御所、御常御殿、飛香舎(藤壷)など寝殿造りや書院造りの殿舎、狩野派、土佐派、円山派ほか超一流画家による障壁画の宝庫、伝統的な建物と調和して四季折々の美を見せる庭園…。天皇の住居にして公務の場、日本の美と伝統の象徴、京都御所の魅力のすべてを多くの秘蔵写真とともに、平易に解説する。
目次
第1章 かくも美しき京都御所その魅力を探る
第2章 建築様式から見た京都御所
第3章 障壁画芸術から見た京都御所
第4章 庭園美術から見た京都御所
第5章 歴史の主役としての京都御所
付章 かくも優雅な王朝びとの生活様式
著者等紹介
渡辺誠[ワタナベマコト]
元共同通信社編集局写真調査部長。1939年、東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、共同通信社編集局写真部入社。1975年より、宮内庁嘱託撮影主任を7年間務め、名古屋支社写真部長を経て本社整理部長、そして写真調査部長にて定年退職。その間、昭和天皇の訪欧や訪米に随行し、写真部記者として活躍する。京都御所は1977年から長年に渡り撮影を継続し、桂離宮も大修理後7年に渡り撮影。京都御所などの歴史的建築物撮影の第一人者として、著書も多い。共同通信社を退職し、現在はフリーの写真家兼ジャーナリストとして活躍中
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