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塩の博物誌

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784487800131
  • NDC分類 669
  • Cコード C0098

内容説明

人間の生命活動に不可欠な塩は、「白い黄金」とも呼ばれた。塩漬けという保存・調理法、魚と浸透圧など塩の生物学、「塩税」「塩の行進」など塩をめぐる政治と歴史のエピソード、塩田、塩の道、塩の神話と伝説、塩に関する世界の諺ほか、博覧強記の化学者が総合的な「知の塩」を提唱する。

目次

第1章 塩漬け―食品保存の知恵
第2章 塩の生物学―海と有機体の謎
第3章 塩の政治学―税と権力の源泉
第4章 塩の知識―知れば知るほど
第5章 塩の収穫―農産物か、鉱物か
第6章 塩の運搬―遊牧民と定住民
第7章 塩をめぐる神話と伝説―古今東西

著者等紹介

ラズロ,ピエール[ラズロ,ピエール][Laszlo,Pierre]
1938年、当時の仏領アルジェ生まれのハンガリー系フランス人。国際的化学者。有機化学が専門で、ソルボンヌ大学で理学博士号取得。米プリンストン大学助教授、ベルギーのリエージュ大学教授、パリのエコール・ポリテクニーク(理工科学校)教授などをつとめ、核磁気共鳴、有機合成手法などを研究。大の親日家として知られる

神田順子[カンダジュンコ]
1952年、東京生まれ。上智大学外国語学部仏語科卒業、同大学仏文科博士課程前期修了。フランス政府給費留学生としてディジョン大学留学。カリタス女子中学仏語講師をつとめる。ビジネスをはじめ、幅広い分野で通訳、翻訳家として20年以上活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

乱読家 護る会支持!

5
なんとなく図書館で借りてきた本だけど、塩の重要性がよくわかった。 食料の保存や身体の維持のために、塩は必要不可欠なものであり、「敵に塩を送る」の諺の通り、塩は過去から重要な戦略物資でもあった。 塩が取れる「海岸線の民」と塩が取れない「山の民」では、古くから商いが成立し、商業の発展には無くてはならないものであった。 また、命をつなぐ貴重な物資である事から、為政者は塩税を民から徴収するなど、統治の道具としても使われた。 塩が、その価値に比べて社会的な研究者はあまりなされていないのがとても不思議である。2021/02/08

さたん・さたーん・さーたん

3
塩について科学・歴史・文化等多角的アプローチで解く。化学者でありながら文系分野にも深く精通する著者の文章は切り口が変わるたび興味をそそられ、化学・生物学的解説だけでなくフランスを中心に世界中の食文化や神話、政治史もたっぷり読ませる。ただし単発的な知識の羅列や短い連想も多く長文としての連続性には欠けるか。2020/05/31

takao

0
ふーん。2017/03/08

んしう

0
 読みやすい文章2011/01/01

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