オードリーの魅力をさぐる―真の女性らしさとは

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784487799947
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C0074

内容説明

イギリスの映画研究者が、これまでなされなかったオードリー・ヘップバーンとその映画を、インタビューを含めて、さまざまな角度から包括的に検討し、映画学の学生や専門家向けにまとめ上げたテキストが、本書の原書です。そのエッセンスを、広く日本の多くのオードリーファンが楽しみながら読めるようにするために、著者の了解を得て、力ある訳者によって仕立て直されたのが、この日本語抄訳版です。これまで日本人には気づきにくかった映画の持ち味やオードリーの変わらぬ魅力の理由が、イギリス女性たちの目を通して解き明かされることで、本書は日本のオードリーファンに、新たな視点と、より深い映画の味わい方、そして「真の女性らしさ」をあらためて考える機会を提供することになるでしょう。

目次

第1章 オードリー・ヘップバーン―女性のためのスター(透明感と本物であること;「むかし、むかし」で始まるおとぎ話、ファッション、女らしさ ほか)
第2章 ドレスと主観―オードリーの思い出(ドレスと願望―ファッションによる自己表現;オードリーとともに育った女性たち―ドレスと主観 ほか)
第3章 オードリー・ルックをする(ほかのスターとは「違う」;女の子らしく ほか)
第4章 シンデレラ・ストーリー―五〇年代と六〇年代における服装と社会的ステータス(舞踏会に行こう;愛と結婚と家庭 ほか)
第5章 九〇年代の若い女性たち―懐古趣味とポストフェミニズム(母と娘―オードリーを知るきっかけ;「彼女はにせ物だ。だが、本物のにせ物だ」 ほか)

著者等紹介

モーズリー,レイチェル[モーズリー,レイチェル][Moseley,Rachel]
英国生まれ。英国イングランド中部、ウォリック大学のフィルム・アンド・テレビジョン・スタディーズの講師。専門は映画研究およびジェンダー学。ティーンエイジャー向けテレビ番組の歴史に関する評論を執筆

黒川由美[クロカワユミ]
津田塾大学英文科卒。英国留学後、通訳、映像翻訳業にたずさわる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころも

5
女性らしさというものが変化していくまさにその時代のお話。オードリーのファンによる語りは「わかるわ」の連続であった。非常に多面性のある女優さんなのだな。だいたいの彼女の代表作は観ているので話が通じてよかった。しかしいくつか観ていない作品もあるようで、少々話についていけないところもあったが、そのあたりもいずれ観ることで補完できればいいなと思った。よい気づきを得た。2019/01/10

キツネ

0
本当の美しさっていうのは 本人から滲み出る 中身なんだなぁ…と 読んでいて思いました。 図書館で借りて、 何気無く読んだ本ですが、 勉強になりました。2016/05/10

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