内容説明
世界の各地で、四季の移ろいの中で、そして、わずか一日の中でさえ、さまざまに表情を変える海。畏敬の念や時に恐怖、そして愛情をこめて人々はどのように海を言い表してきたか。美麗な写真ともに綴る、待望の「海の名前」。
目次
地球は海の星
海流・潮流・潮
海のいろいろな波
海の表情
海岸地形・浜と磯
南の海・氷の海
著者等紹介
中村庸夫［ナカムラツネオ］
１９４９年生まれ。海洋写真家。大学院で海岸工学を学びながら海の知識を深め、生物が好き、写真が好き、旅行が好き、そして海が好き、という趣味を仕事にし、この道に進んだ。早稲田大学理工学研究科修了。東京都在住だが毎年半年以上を世界の海で過ごす
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん１００７
47
海。母なる海。生命の源。そんな海を巡る言葉と写真。見ているだけで、想像が広がる。この多さが、海の存在の大きさそのものだ。2020/08/06
らん
24
38億年前に誕生した海。海の生い立ちから語源、神話、伝説、その他海にまつわる幅広い言葉が詳しく記載されている。世界の美しい海の写真に癒される。カリブ海ハバマ沖を泳ぐマダライルカが気持ちよさそう。オレンジ色に光る波が美しいサイパン島、オアフ島。カリブ海のハネムーン・ビーチ、オーストラリアのヒルズ・インレット、モルディブの透明感と綺麗さは圧倒的。波の音や雄大に広がる青い海は、心を穏やかに落ち着けてくれると共に無限に広がる希望を抱かせる。時には凶暴な一面もあるけどやっぱり海が好きだ。流氷ダイビング…気になる！2022/07/23
ともとも
19
海にもいろいろな表情があって、名前もあるのだと思ってしまいながらも、いろいろな海の姿が航空写真、水中写真などといった写真で見ても本当に、神秘的で、その綺麗で驚かされてしまいました。改めて海も素敵だなぁ～と魅了されてしまいました。2015/01/17
書の旅人
14
図書庵には、他にも空や雨など様々なテーマに関する言葉を網羅した本が並んでいます。素敵な写真と共に、数々の言葉を拾い読みするたびに、その奥深さと広がりにため息がもれます。やはり日本は面白い。まだまだ私の“書界”への旅は、終わりそうにありません。2018/01/15
ikatin
12
写真が奇麗。さすがに漁火は対馬海峡のイカ釣り舟、納得。英訳が付いたものは参考になる。（図書館）2012/03/06
