成層圏紳士

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  • サイズ B6判/ページ数 522p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784487796526
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

日本のポップ・ミュージックを変えた一人の作詞家の精神の軌跡にして、時代のドキュメント。

目次

1 1981‐1985(みんな微熱少年だった)
2 1986‐1990(八秒のシンフォニー;天才独奏)
3 1991‐1993(辻音楽師)
4 1994‐1996(妖精の森)
5 1997‐1998(沈みゆく街)
6 1999‐2000(点を打つ)

著者等紹介

松本隆[マツモトタカシ]
作家・作詞家。1949年、東京・青山生まれ。69年、「はっぴいえんど」のドラマー&作詞家として、細野晴臣、鈴木茂、大滝詠一とともに、日本語のロックを立ち上げる。70年代に、活動の場を歌謡界にまで広げる。80年代、極めてプロデューサーに近い作詞家として松田聖子作品をはじめ多くのヒット曲をクリエイト。「ルビーの指輪」(81)で日本レコード大賞作詞賞を受賞。85年には処女小説『微熱少年』を書き下ろす。90年代、若い世代とのコラボレーションが盛んになる。98年、自身の公式サイト「風待茶房」を開設。99年には作詞活動30周年を記念し、101曲入り7枚組CDボックス『風街図鑑』を発表した。00年代に入ってからも、クミコのプロデュース、ポエトリー・リーディングなど、精力的に活動を続けている。著書には、『微熱少年』(新潮社)、『三日月姫』(文芸春秋)、『紺碧海岸』(集英社)、『葡萄姫』(講談社)、『風のくわるてつと』(角川文庫)他がある
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感想・レビュー

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白河清風

9
作詞家の松本隆が、1981年から2000年の間に各新聞や雑誌に書き下ろした随筆等を集大成したものだ。風のように生きたいと思って生きてきた松本のその時その時の微妙な心の動きに触れることができて感銘深い。また、彼の教養の形成過程が時系列に垣間見ることができ非常に興味深い。「成層圏紳士」という題名は不思議な題名だ。人から「お前は地に足がついていない」と言われて、初めて「どうも自分にはリアルな感覚が欠落している」と気づき、空気も存在感も希薄な成層圏あたりでぼうっと浮いている自分を想像して題名をつけたと語っている。2021/05/07

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