図説ケルト

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 341p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784487794119
  • NDC分類 230.3
  • Cコード C1022

出版社内容情報

歴史への登場,ギリシア・ローマとの戦争,農業・交易・家屋など生活の実態,独特な宗教儀礼と神々,繊細・美麗な装飾芸術,アイルランドでの発展など総合解説した決定版。

内容説明

もはや「幻の民」でも「神秘の文化」でもない。新段階に入ったケルト研究の基本テキスト。古文献の的確な引用、遺跡の発掘調査記録、出土品の解釈など、実証研究に重点を置いた解説に、300点もの図版資料を付した「豊富で興味深く、的確な」テキストの完訳。

目次

第1章 ケルト人のルーツ
第2章 最古のケルト人
第3章 ケルトの領土
第4章 生活様式
第5章 戦場のケルト人
第6章 神と来世
第7章 ラ・テーヌ期の芸術と技術
第8章 ケルトとギリシア・ラテン世界
第9章 アイルランドのケルト人
第10章 ケルトのルネサンス
第11章 現代まで

著者等紹介

ジェームズ,サイモン[James,Simon]
文学博士。大英博物館の教育課の先史・ローマ時代の講師、ダーラム大学の研究員を務める。イギリス、ドイツ、フランス、イタリアでの数多くの発掘調査に参加する。考古学上の専門は、ケルト鉄器時代、ローマ帝国、ローマ軍。ローマとペルシアの武具から、アングロサクソンの建築物まで幅広い分野で論文を執筆。ローマ時代に関する児童向けの本を出したり、テレビ番組の顧問も務めている

渡辺充子[ワタナベミツコ]
明星大学大学院英語英文学科博士課程修了。現在、オックスフォード大学ウースター・カレッジ大学院博物館人類学科修士課程在学中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

3
膨大な考古学の研究成果とローマ時代の各種文書からケルト人の歴史・生活・文化を詳細に解説した本。ハルシュタット文化、ラ・テーヌ文化から中世アイルランドの歴史までが主。ガリア戦記が描くようないかにも蛮族な側面もあれば、緻密な金細工や装飾写本を作りローマと変わらないような社会ももつ不思議な民族。唯一残念なのは近代に作られたイメージとしてのケルト人について序章以外ではほとんど触れてないことくらいか。ここはもう一章追加してたっぷり書いて欲しかった。それでもケルトを知るには必要十分なボリュームと内容の濃さの本だった。2012/10/23

butapenn

0
主にガリアとブリタニアにおける考古学研究の見地からケルト文明を解き明かす。文字を持たない民族ではあるが、繊細な金細工などを見ると、高い文明を持っていたことがうかがい知れる。豊富な図版を駆使している。ブリタニアの円形住居、ケルト人の夫婦が見つめ合っているイラストに、想像をかきたてられた。2014/11/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/116649
  • ご注意事項

最近チェックした商品