出版社内容情報
湖畔に開けた瀟洒な都会,氷河を頂く万年雪の王国,そして歴史を伝える峠道。スイスのもつ3つの大きな魅力を中心に,牛飼いの暮らし,春の祭り,村の楽隊等を写真と共に語る。
目次
スイス・アルプスへの誘い
雪山に響くウルスリの鈴
天使の山・エンゲルベルク
ヴァリス・アルプスのシンフォニー
アルプスを越えるローマの道
高貴な冬の社交場エンガディン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
321
著者はスイスに特化した紀行作家・写真家。既にスイスの本を何冊も上梓しているので、今回はあえて有名どころを外してスイスの歴史に焦点をあててみたといったところ。もっとも、ツェルマットとサン・モリッツは残ってしまったし(あまりにもマイナーなところばかりだと売れない?)、その一方で、スイスと結ぶ峠道の取材ではかつてゲーテもモーツアルトも越えて行ったブレンナー峠を外している。今回の収穫はエンガティン最奥のグアルダ、ソーリオとローザンヌ・アルプスの東端、ケルトとローマの遺構を伝えるアヴァンシュあたりか。2022/08/20
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