出版社内容情報
ローマ人の町,中世の港町としての賑わい,近代化による産業,交通の発展,大ロンドンから国際化へ。二千年の歴史をもつロンドンを多方面から図解して都市の「生態」を解読する。
内容説明
本書では、300余点の地図とイラストを駆使してローマ時代から今日に至るロンドンの由来をたどる。独特な手法でかつての都市をあるがままに再現し、写真、挿し絵、地図で、ロンドンの複雑な変遷、そこに住む人々と何世紀にもわたって、そこに展開された出来事を語る。地図とイラストには簡潔でわかりやすい解説がついている。ロンドンの街路名の語源、ロンドンの完璧な年表、歴史の総合索引などによって、本書はロンドン子にとっても、ロンドンを愛する人にとっても、かけがえのない判侶となるだろう。
目次
第1章 ロンドンの下の大地
第2章 ローマ時代のロンドン
第3章 サクソン時代とノルマン朝時代のロンドン
第4章 中世のロンドン
第5章 テューダー時代とスチュアート時代のロンドン
第6章 ジョージ王朝時代のロンドン
第7章 ヴィクトリア時代のロンドン
第8章 戦間期のロンドン
第9章 戦後のロンドン
第10章 テーマ別ロンドン
第11章 ロンドンところどころ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
253
地図、絵、写真も豊富で、ロンドンの歴史をビジュアルにたどることができる。ローマ時代、紀元前1世紀のロンドンの復元図を見ると、テムズ河畔のローマ都市ロンディニウムが俯瞰できる。バシリカも円形闘技場もあって、小さいながらもれっきとしたローマの街である。そして、周辺はまだ天然野生の緑(つまり二次林ではない)に 覆われている。ただし、ロンドンらしさはどこにもない。ところが、中世になると、規模はまだ小さいものの、ウェストミンスター寺院も鎮座しており、ぐっとロンドンらしくなってくる。さらにはテューダー時代⇒2025/05/17
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