新版・図説 種の起源 (新版)

  • ポイントキャンペーン

新版・図説 種の起源 (新版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 350p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784487761661
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0045

出版社内容情報

今も生き続ける19世紀最大の思想「ダーウィニズム」理解のために,人類学者リーキーが,原書にない多くの資料図版を挿入し,今日の視点から平易な解説を付した最良のテキスト。

内容説明

あの『種の起源』が読みやすい1冊に!今も生き続ける19世紀最大の思想「ダーウィニズム」理解のために、多くの資料図版を挿入し、今日の視点から解説を付した最良のテキスト。

目次

第1章 飼育栽培による変異
第2章 自然界における変異
第3章 生存闘争
第4章 自然選択、あるいは最適者生存
第5章 変異の法則
第6章 私の学説の難点
第7章 自然選択説に対するさまざまな異論
第8章 本能
第9章 雑種
第10章 化石による証拠が不完全なことについて
第11章 地質学的に見た生物の遷移
第12章 地理的分布
第13章 地理的分布(承前)
第14章 生物の相互類縁、形態学、発生学、痕跡器官

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

春ドーナツ

8
遺伝学の発展によって判明した驚愕なる事実をひとつ、ここにご紹介したい。えへん。「三毛猫は全て雌である!」(耳をすます。私の声は空しく虚空に消える)*猫好きの皆様には常識なのでしょうか? 相変わらず浅学な私です。久しぶりに生物学の本を読んだので、読書というよりは、なんだかテスト前日の夜更け(嗚呼、もうすぐ日付が変わる)に俄(にわか)仕込みの勉強をしている気分になりました。今日から三日間くらいは、生物学に関する該博な知識を有していて、その後綺麗さっぱり忘れるのだろうな、たぶん。あれですよ、三日坊主。違うか。2017/10/06

色々甚平

5
どうやら全編でなく重要な部分だけまとめて読みやすさに特化した内容。今では否定される部分もあるが、西洋文明がキリスト教を前提とした常識から一歩抜け出す大きな起点となった作品として読むのも面白い。また、日本が進化論に対してなぜ否定的でなく、すんなり受け入れたのかも載っている点も興味深い点だった。非常に良い本なのだが絶版だし、高いのが難点。人間以外の動物の行動や進化についての話もあるので動物好きや、ローレンツのソロモンの指輪などを読んだ人もこちらを読むのも動物行動学の流れを知る発見があると思う。2018/06/02

roughfractus02

4
豊かな図版の荒俣新訳『ビーグル号航海記』読後は同様に図版説明がついた『種の起源』が読みたくなる。まして著者は多様な動植物の形態や身振り、鉱物や地質分布を精細に語るのだから。実験や観察の過程を注で詳細に補足する岩波版も平易な本文の訳の光文社版もこの点は最低限に抑えられた。それゆえ、著者の徹底した観察から当初の想定を超える仮説の力を知るには、本書の助けが必要に思える。編者は原著を引用しつつ観察の現場を読者に提示し、進化生物学の注を付けて本文訂正もする。注意すべきは本書が初版『種の起源』内容の一部省略がある点。2017/09/13

Misato2009

2
ダーウィンの著書「種の起源」を、リチャード・リーキーが編集したダイジェスト版。岩波文庫版が第一版の翻訳であるのに対し、こちらは最終版の第六版の翻訳である。岩波文庫版は余りに丁寧な実験や観察の事例の解説が長く、かなり読みにくい。本著の方がリーキーによる図版と解説に助けられ、こちらの方がよほど読みやすい。われわれは何処から来て、何処へいくのか。あまたの実験と観察、曇りない視線で見つめた結果が自然選択による進化である。正しい位置から、正しい方角を目指せば真理に辿り着く。「言うは易く行うは難し」。2011/01/26

たかね@心理学

1
"なんとなく"受け入れている理論を学ぶ。長々しい。頭の上で展開されているような印象。だが批判はできない。納得できる。面白かった。2014/12/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/401971
  • ご注意事項