内容説明
元文化庁長官、その後東宮大夫として二代にわたり側近に仕えてきた著者が、豊かな人生経験をとおして激動の昭和の時代を振り返りつつ人生と文化を語る、滋味ふれる珠玉のエッセイ集。
目次
少年時代
40年戦争
若い日の私―復員のころ
100年目の教育勅語
先帝追慕
晩年という思い
千代女再考―わが望郷
舞踏
歌枕の思想
電車の中で
電話怨言
ナポレオンの影
二つのテムズ川
水系と文化
子、南子に見ゆ―孔子ノートより
忠孝一本
中国の分かりにくさ
西国立志編
徳教
仏典の翻訳
衛星文明
歴史は繰り返す
近代の超克
御霊
盛衰
少年よ、大志を抱け
国際交流
留学生の問題―二つの観点
城壁再論