出版社内容情報
各国各地の現地調査を軸に,音楽や音楽的行動にかかわる広がりのある視点から,国立民族学博物館における共同研究の成果を基本として展開する画期的研究シリーズ。
内容説明
神をたたえ、神に嘆願する歌と叫び。宗教儀礼における音楽の考察。最も凝縮された音楽の真価を説く。
目次
第1部 飛翔する声(イスラームの儀礼・アザーンについて;カッワーリー―南アジアのスーフィーの歌;ゾロアスター教における〈火の讃歌〉;宗教儀礼における声と楽器―ユダヤ教の場合を例として)
第2部 音のしくみ(日本の仏教声楽における音組織について;シリア正教会聖歌の音組織)
第3部 かたちとその成り立ち(チベット仏教における舞踊の音楽性―仮面舞踊チャムについて;南インドの儀礼音楽;ギリシャ正教徒―ギリシャ人―の婚礼;ロシア正教の音楽)