内容説明
古代から現代まで、表に出ることなく、連綿と影響を与え続けている現世を超越する思想を、様々な興味深い逸話から浮かび上がらせる。
目次
第1章 日本人と老荘神仙思想
第2章 古代の真人たち
第3章 悲しい貴族、官吏、教養人
第4章 雲から落ちた仙人
第5章 奇っ怪な人々
第6章 隠者の世界
第7章 畸人の群
第8章 俳諧と荘周
第9章 今なぜ良寛か
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅茶派
1
1991年10月28日、東京書籍、発行。大星光史さんは、星文訓という名でも著書があります。類まれなる内容のたいへん良い本ですので、探して読んでみてください。2024/02/13
small_akuto
0
日本の老荘思想的な価値観や宗教的実践をしていた人に関するエッセイ。どれも興味深く楽しく読めた。自分も老荘思想の無為自然的な価値観に救われている人間なので、エッセイの内容も共感できました。 小林一茶の俳句「何のその花が咲こうと咲くまいと」は知らなかったなぁ。詩そのものを逆手にとったような俳句ながらなんとなく羨ましい気持ちになる。これは名作なんじゃないかな 俳句らしいというか、さりげなさが良い2024/04/26
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