出版社内容情報
鼻におできができて寝込んでしまった「てんぐさま」。こてんぐたちが何とか治そうとうちわであおぐと、鼻だけがのびて野山の道を進み始め…。第12回日本童画大賞絵本部門大賞作品を改稿。
内容説明
はなにおできができてねこんでしまったてんぐさま。こてんぐたちがなんとかなおそうとうちわであおぐと、はなだけがのびて…第12回武井武雄記念日本童画大賞絵本部門大賞受賞作品!
著者等紹介
オノガワアサコ[オノガワアサコ]
広島県出身。図書館で働きながら、絵本を作っている。「あっぱれ!われらのてんぐさま」で第12回武井武雄記念 日本童画大賞絵本部門大賞受賞。作品に『じゃんけんぽんのおともだち』(第19回ピンポイント絵本コンペ最優秀賞/岩崎書店)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Cinejazz
13
〝昔々、大岩村の山の天辺に、大天狗と百人の小天狗が暮らしていた。ある日のこと、大天狗さまの鼻の先に、オデキができて寝込んでしまい、小天狗たちが何とかしなければと、団扇で扇いでいると、鼻の先がのびて、のびて、野山の道を進み始め、またまた大騒動に…〟第12回日本童画大賞絵本部門の大賞を受賞したという<オノガワアサコ>さんの天狗やわんやの絵本。2025/11/11
かお
5
鼻にオデキができた天狗さまは、ふて腐れて寝ている間に鼻だけ伸ばして小天狗たちがお医者様の所まで誘導するお話。 何を連れてあるいてるのかはバレてはいけないから、話しかけてくる妖怪から誤魔化して進む。文章が思ったよりあったけど、テンポが良くて面白かった。2025/10/05
遠い日
5
いっぺんでオノガワアサコさんの描く絵のファンになりました。大天狗様に仕える10人の小天狗のかわいいこと。尊敬しているのだか、軽んじているのだか、ちょっと自分たちの中ではことばをラフに使って、そこもユーモアを表現。大天狗の鼻にできたできものを治療するために、鼻延ばし作戦で医者のところまで鼻を連れていく。道中のごまかしごまかしのいい加減さがおもしろい。威張っている大天狗も、こんな小天狗たちのおかげだということ、ちゃんとわかっているかな?2025/06/15
NOYUKI
2
見返しがめっちゃ面白い。ふふ。こてんぐたちの定義がたまらん!あはは、面白いー!2025/07/18
飴
2
体の部位がのびるお話は、けっこう低学年はわりとみんな好きで楽しそうに読み聞かせ聞いています。このお話のてんぐさまは、強くて大きくてガリバー旅行記を彷彿とさせるなあと思いました。こてんぐたちの設定も楽しかったです。2025/05/19




