出版社内容情報
鼻におできができて寝込んでしまった「てんぐさま」。こてんぐたちが何とか治そうとうちわであおぐと、鼻だけがのびて野山の道を進み始め…。第12回日本童画大賞絵本部門大賞作品を改稿。
内容説明
はなにおできができてねこんでしまったてんぐさま。こてんぐたちがなんとかなおそうとうちわであおぐと、はなだけがのびて…第12回武井武雄記念日本童画大賞絵本部門大賞受賞作品!
著者等紹介
オノガワアサコ[オノガワアサコ]
広島県出身。図書館で働きながら、絵本を作っている。「あっぱれ!われらのてんぐさま」で第12回武井武雄記念 日本童画大賞絵本部門大賞受賞。作品に『じゃんけんぽんのおともだち』(第19回ピンポイント絵本コンペ最優秀賞/岩崎書店)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
5
いっぺんでオノガワアサコさんの描く絵のファンになりました。大天狗様に仕える10人の小天狗のかわいいこと。尊敬しているのだか、軽んじているのだか、ちょっと自分たちの中ではことばをラフに使って、そこもユーモアを表現。大天狗の鼻にできたできものを治療するために、鼻延ばし作戦で医者のところまで鼻を連れていく。道中のごまかしごまかしのいい加減さがおもしろい。威張っている大天狗も、こんな小天狗たちのおかげだということ、ちゃんとわかっているかな?2025/06/15
飴
2
体の部位がのびるお話は、けっこう低学年はわりとみんな好きで楽しそうに読み聞かせ聞いています。このお話のてんぐさまは、強くて大きくてガリバー旅行記を彷彿とさせるなあと思いました。こてんぐたちの設定も楽しかったです。2025/05/19
NOYUKI
1
見返しがめっちゃ面白い。ふふ。こてんぐたちの定義がたまらん!あはは、面白いー!2025/07/18
たくさん
1
天狗が鼻のできものを気にするていう可愛いところから、どんどん伸びる鼻に子天狗が楽しむ。あだ名をつけたりしてぬらりひょんのお医者様が察して直してくれる。それまでの道中の楽しさと大事な人の機嫌がよくなった安心感を楽しめる本でした。 2025/04/24