内容説明
科学技術の発達と、それに逆襲するかのような大災害や原発事故。止まらない経済のグローバル化と環境破壊。この先いったい人類はどこへ行くのか。この地球上で生き残れるのか。未来への希望の光を見いだすために、関野吉晴が九人の「賢者」と語り合う―。
目次
山折哲雄―それぞれの風土が育ててきた基層の文化に立ち返れ!
池内了―よりよい未来にじっくりじっくり近づいていこう
船戸与一―「闇なき世界」に未来などあるのか?
藤原新也―世の「毒」を食らった若者にこそ可能性はある
池澤夏樹―草食男子の静かな暮らしが「人類生き残り」の戦略となる?
山極寿一―ゴリラ社会の“負けない論理”に学ぼう
井田茂―宇宙を見て地球を知れば、人類の未来への新しい発想も…
島田雅彦―人も社会も「成熟」したら、創造的な「没落」をめざそう
服部文祥―地球の自然を食い荒らす有害獣は駆除しなくていいのか?
著者等紹介
関野吉晴[セキノヨシハル]
探検家、医師、武蔵野美術大学教授(文化人類学)。1949年東京都生まれ。一橋大学法学部、横浜市立大学医学部卒業。一橋大在学中に探検部を創設し、アマゾン全流を下ったのを皮切りに、約20年間南米各地に遺跡や先住民を訪ねる旅を続ける。その間に医師となり病院勤務も続けるが、1993年からは人類がアフリカから南米南端にまで広がった道のりを逆ルートでたどる「グレードジャーニー」をスタートさせ、2002年にタンザニアのラエトリにゴールした。2004年から「グレートジャーニー 日本列島にやってきた人々」を始め、2011年6月にインドネシアからの「海のグレートジャーニー」を終えて沖縄・石垣島に到達した。1999年、植村直己冒険賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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