目次
対談 「いま、なぜ藤沢周平なのか?」
第1部 藤沢周平に学ぶ「人間の成熟」
第2部 藤沢周平に学ぶ「人生の諦観」
第3部 藤沢周平に学ぶ「人間の情愛」
第4部 藤沢周平に学ぶ「人生の再出発」
第5部 藤沢周平に学ぶ「人間の品格」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひかりパパ
2
寒梅忌に合わせて再読。若い頃藤沢周平には全く関心がなかったが、歳を取って、読み始めたらはまってしまった。佐高が述べているように、藤沢周平を読むと出世とか金儲けとか、バカらしくなってしまう。2014/01/26
ひかりパパ
1
収録されている佐高信の「哀しみを堪えつつ青臭さを貫く」という題の文章が秀逸。 「百パーセント希望に満ちた世の中なんか存在しない。それでも、それぞれがそれぞれの場所で、背負うべきものを背負っていかなくてはならない・・・・藤沢作品の登場人物も、そしておそらく多くの読者も、そういうことを知った人たちだという気がします。大げさに言えばそういう人たちが日本を支えてきたのです。」 心疲れたとき、読みたくなるのが藤沢周平。読めば引き込めれ、生きる力を与えられ、人生に共感し、明日への生きる希望を取り戻している。2006/12/20