出版社内容情報
英語音声学のいわゆる発音の教科書としてではなく、音声学における典型的な研究と最近取り上げられている研究内容を融合しつつ、読者に「英語音声学」の興味を持ってもらえるような指南書の一冊。具体的には10章からなり、各章ごとに完結させながらも全体を通して英語音声学の概論を理解できる内容になっている。
目次
第1章 はじめに
第2章 PVIを用いた母音の長さ
第3章 母音と子音の補償効果―英語の母音長と音節長のPVI値の比較
第4章 弱形母音のフォルマントの比較
第5章 コーパスに現れた制限的副詞と強化的副詞の音調パターンについて
第6章 平板化の出現度合いとピッチ特性、およびその知覚について
第7章 個音の継続時間長の割合と意味識別機能、文法的機能
第8章 速度から見た英語音声
第9章 音声語彙生成のメカニズム―言語流暢性検査から見た量的・質的検討
第10章 言語学習者における内的発話使用過程の研究
著者等紹介
浅野恵子[アサノケイコ]
横浜国立大学大学院教育学研究科英語教育専攻(教育学修士)。東京大学大学院医学系研究科第一基礎医学生理学専攻満期退学。東北大学大学院情報科学研究科博士(情報科学)。現職、順天堂大学医学部一般教育外国語先任准教授。専門:英語音声学、英語学習者における音声の生成と知覚
中野重雄[ナカノシゲオ]
明治学院大学大学院文学研究科英文学専攻博士後期課程単位修得満期退学。現職、明治学院大学文学部英文学科非常勤講師。東京家政大学共通教育推進室非常勤講師。専門分野:音声学、英語のリズム
佐藤努[サトウツトム]
ロンドン大学ユニバーシティカレッジPhD(Phonetics)。現職、明治学院大学文学部英文学科教授。専門領域:オセアニア言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 児童集団心理学 (新訂)